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鉄道調査課

 このページは、主に西日本鉄道宮地岳線(現在の貝塚線)とその前身である博多湾鉄道(後の博多湾鉄道汽船、通称湾鉄、公式の略称は博鉄)のファンページです。

もくじ

宮地岳線の概要等

宮地岳線の車両

宮地岳線写真集

宮地岳線の駅

JR九州全駅訪問チャレンジ

宮地岳線の存続を求める会清算事業団(存続運動の資料室)

西日本鉄道宮地岳線の概要

 福岡市東区貝塚から海岸線に沿って北上し、粕屋郡新宮町、古賀市(旧古賀町)、福津市(旧宗像郡福間町、津屋崎町)を結ぶ20.8kmの電車線。全線単線。福岡市地下鉄と電気方式や線路の幅などが共通で構造的には直通できるが、ホームの長さや電車の性能、線路の規格などの問題があり、実現していない。

 福岡市と人口増加著しい北近郊の住宅地を結ぶ通勤路線・生活路線である。しかし、JRや国道と併走している上に全長も短い事から雰囲気はどう考えてもローカル線のそれである。

 沿線にはそこそこ観光名所などもあり、観光路線でもある。防砂林の中の単線の線路を走る2から3両編成の小さな電車は、どちらかというと観光路線っぽい。

 使用されている電車が旧式であったり従業員が高齢(駅員は非社員のケースが大半)であったりするため、西鉄の姥捨て山説もある。

西鉄宮地岳線 天神大牟田線(参考) 西鉄合計
車両数 32両 318両 350両
営業キロ 20.8km 95.1km 115.9km
駅数 16 61 77
平均駅間距離 1.4km 1.6km
軌間 1,067mm 1,435mm
電圧 1,500V 1,500V
走行キロ 295万キロ 4,057万キロ 4,352万キロ
輸送人員(1日平均) 772万人(2.1万人) 9,971万人(27.2万人) 10,743万人(29.4万人)
旅客運賃収入 1,018百万円 20,826百万円 21,845百万円
運輸収入 1,018百万円 20,827百万円 21,846百万円
営業収入 1,206百万円 22,993百万円 24,199百万円

このページに書かれている用語について

単線
 線路が2本1組しか敷設されているもの。上下線とも1組の線路で運行される。上下線が分かれて2組の線路が敷設されているものを複線と呼ぶ。
Mc
 運転台付きモーター付き。MはMotor(モーター)の略。cはController(コントローラー)の略で、運転台があることを指す。
Tc
 運転台付きモーター無し。TはTrailer(トレーラー)の略。cはController(コントローラー)の略で、運転台があることを指す。
F
 編成。FとはFormation(フォーメーション)の略。本サイトではよく分からないので一番番号の若い車両の番号の末尾にFをつけて編成名とする。
電制ブレーキ
 モーターを逆回転させて発電機として利用するブレーキ。自動車で言うところのエンジンブレーキのようなもの。
 発生した電気エネルギーを抵抗器で熱エネルギーに変換して消化するものを発電ブレーキと言い、架線に返すものを回生ブレーキという。
相互乗り入れ
 異なる会社の電車がお互いの会社の路線に乗り入れて運行すること。
 利用者にとっては便利であるが、お互いの会社の線路や電車等の規格がそろっていない場合、どちらかをあわせる必要がある。
電化
 線路の上に電線(架線)を張って(または線路の片側に電源供給用のレールを敷くなどして)電車に電力を供給して、電車が走れるようにすること。
 交流と直流の2つの方式があり。交流は電力会社からの電気を変圧してそのまま電車に供給するだけなので地上設備が安価になる反面、電車が高価になる。半面直流は地上設備が高価な反面、電車が安価になるという関係が有るらしい。
 どちらにせよ、架線や変電所などの設備が必要になるため、初期費用と維持費がかかる。他の方式(蒸気やディーゼル)に比べると1列車あたりのランニングコストが安くなり高速化できるので、電車が頻繁に往来する路線ではお得だが、逆だと損をする。

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