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チラシの裏 2019年1月


2019年1月31日(木)[心理力動論的心理療法]

 昨夜、職場で眼鏡の歪みを直そうとしたら、鼻あてが飛んでいきました。子どもの頃から貧乏だったからか、自分の物が壊れると嫌な気持ちになります。特に眼鏡は本当に嫌です。壊れると日常生活すべてに影響するというのもありますが、中学一年の時にクラスの乱暴者が僕の眼鏡を壊して笑っていた経験が影響しているのかも知れません。軽いトラウマ(trauma・参照)です。

 トラウマと言えばフロイト(Sigmund Freud,1856.5.6-1939.9.23)です。フロイトと言えば、口唇期、肛門期、男根期、潜伏期、性器期で知られる心理性的発達段階(Psychosexual development・参照)のエロエロな感じでお馴染みですが、自己同一性(identity・参照)でお馴染みのエリクソン(Erik Homburger Erikson, 1902.6.15-1994.5.12)の心理社会的発達理論(参照)もその影響を受けてのものらしく、歴史的に偉大な人なのだなと思います。

 心理療法の世界でも同じらしく、フロイトの流れを組む療法は心理力動論的心理療法と呼ばれ、アンナ・フロイト(Anna Freud,1895.12.3- 1982.10.9)による自我心理学派(参照)、クライン(Melanie Klein,1882.3.30-1960.9.22)らによる対象関係学派(参照)、コフート(Heinz Kohut,1913.5.3-1981.10.8)による自己心理学派(参照)、サリヴァン(Harry Stack Sullivan,1892.2.21- 1949.1.14)らによる対人関係学派(参照)等の精神分析(Psychoanalysis・参照)の各派を中心として今でも使われ、その理論の一部は他の各派にも影響を与えているのだそうです。例えば、初の非医師の精神分析家であるランク(Otto Rank(Rosenfeld),1884.4.22-1939.10.31・参照)は来談者中心療法のロジャーズ(Carl Ransom Rogers,1902.1.8-1987.2.4・参照)に影響を与えたとされているようです。

 精神分析以外の心理力動論的心理療法としては、精神分析学の元となった催眠療法(hypnotherapy・参照)、ユング(Carl Gustav Jung,1875.7.26-1961.6.6)が創始しユング派とも称される分析心理学(Analytical Psychology・参照)、アドラー(Alfred Adler,1870.2.7-1937.5.28)が創始しアドラー派とも称される個人心理学(individual psychology・参照)、心理力動的心理療法、ユング派のミンデル(Arnold Mindell,1940-)らが創始したプロセス指向心理学(参照)、短期力動療法、加速化体験力動療法(参照)、メンタライゼーション療法(参照)等があるようです。


2019年1月30日(水)[認知行動論的心理療法]

 今日は健康診断。胃部レントゲン検査(バリウム検査)を受けて下剤を飲まされたので、きついです。そもそもバリウム検査の費用対効果について疑問も呈されている(参照)と聞くこともあり、この苦しさを許容するに値するエビデンス(evidence・実証された効果)はあるのかなどと思ってしまいます。

 現在心理療法で主流なのは、そのエビデンスを最も積極的に活用している認知行動療法(Cognitive Behavior Therapies・参照)なのだそうで、こちらはスキナー(Burrhus Frederic Skinner,1904.3.20-1990.8.18)の理論を元にした行動療法(behavior therapy・参照)と、ベック(Aaron Temkin Beck,1921.7.18-)が提唱した認知のゆがみを修正する認知療法(cognitive therapy・参照)が一緒になったものらしいです。

 認知行動療法のもう一つの源流として、エリス(Albert Ellis,1913.9.27-2007.7.24)が創始した論理療法(rational therapy・現理性感情行動療法(Rational emotive behavior therapy)・参照)が挙げられます。論理療法にはA(Activating event・出来事)、B(Belief・信念、固定観念)、C(Consequence・結果)のABC理論というものがある(参照)そうです。行動主義から派生し、自閉症者の支援によく使われる応用行動分析(Applied Behavior Analysis)にはA(Antecedent・状況)、B(Behavior・行動)、C(Consequence・結果)を分析するABC分析というものがあります(参照)ので、ちょっと面白いと思いました。

 認知行動論的心理療法には、先に出た認知行動療法、行動療法、認知療法の他に論理情動行動療法、弁証法的行動療法、アクセプタンス&コミットメントセラピー、機能分析心理療法、マインドフルネス認知療法、コンパッションフォーカストセラピーなどがあるそうです。


2019年1月29日(火)[システム論的心理療法]

 中学の頃、「長所は短所で短所は長所だ。ただ特徴だけがあり、見方によってそれが長所にも短所にもなるのだ。」としたり顔で言っていました。でもそれって、「リフレーミング(reframing)」です。リフレーミングとは、「今までの考えとは違った角度からアプローチしたり、視点を変えたり、焦点をずらしたり、解釈を変えたりと、誰もが潜在的に持っている能力を使って、意図的に自分や相手の生き方を健全なものにし、ポジティブなものにしていくこと(参照)」なのだそうです。元々は家族療法(family therapy・参照)の用語だったそうで、現在の家族療法の主流であるシステムズ・アプローチ(systems approach)の技法なのだとか。システムズ・アプローチはシステム論的心理療法に分類されるそうです。

 システムズ・アプローチとは、「何か問題が起こった時にその人、個人の問題として見るのではなく、その人を取り巻く環境や相互作用も含めて見て行く(参照)」方法であり、それゆえ問題を抱えた人を「家族を代表して問題を表現している人という意味で、IP(Identified Patient;患者と見なされた人)と呼(参照)」ぶそうです。システムズ・アプローチや家族療法等は知らなくても、環境の問題が個人的な問題として表れているというのは現在では一般的な発想だと思います。

 リフレーミングの他に「ジョイニング(Joining)」という手法もある(参照)そうで、これは読んで字の如くそのシステムの一員になる事。一員となる事でシステムに影響を与えられるという事のようです。

 システム論的心理療法には、システムズ・アプローチの他にブリーフ・セラピー(Brief Therapy・参照参照参照)、その一種である解決志向アプローチ(Solution Focused Approach・参照参照)、ナラティブ療法(Narrative therapy・物語療法・参照参照参照)等があるそうです。心理職ではない心理学徒は、心理学を用いて社会に働きかける手段は限られています。社会に生きる心理学徒として、システム論的な考え方は大いに力になる可能性を秘めていると思います。


2019年1月28日(月)[無料喫煙所]

 福岡市中央区六本松の新築ビルの一階に、喫煙マークがでかでかと表示されています。看板には&smokeと書かれてあり、無料喫煙所だと書かれていました。以前から気になっていたのですが、今日時間があったので厚かましくも入ってみました。

 すると、予想に反して従業員らしき人が2人もいます。聞くとNATURAL AMERICAN SPIRITの販促のためにある場所なのだとか。別の銘柄吸っても良いらしいですが。

 NATURAL AMERICAN SPIRITは現在、JT九州工場で作っているのだそうで(参照)、地産地消でいいのかもしれません。

 ちなみに従業員のお二人は、あまり吸わないらしいです。そんな人をこんな所に入れたら、健康に良くないのでは?


2019年1月27日(日)[様々な動機]

 今週は日曜勤務に始まり、月曜火曜と泊まり、水曜木曜は朝から深夜までの勤務と、金曜にならないと通常勤務に戻りません。月収十万円台でこの仕打ちとも思いますが、先週自主研修で楽した報いですな(決して楽ではありませんでしたが)。

 今日交代に来た昔馴染みの同僚が、資格を取ったら楽になるかなと言っていました。まあそんな事はないでしょう。まず試験に受かるか微妙ですし、受かっても職種は変わりません。それに仮に心理職になったとしても、金銭的に楽になるわけではないですし。

 現任者講習会には、様々な方が来ていました。心理職として働いている方。単に資格を取るのが好きな方。心理学関連領域で働いていて、心理職を目指している方。僕と同じで心理学関連領域で働いていて、現職に心理学を活かしたい方。本来は、心理職として働いている方だけが受けるべき講習会だろうと思っていたので、あながち場違いではないのにホッとしました。

 しかし、心理職の方が一番不安定な雇用形態だったのには、予想していたとは言え陰鬱な気持ちになりました。スクールカウンセラーとして数校巡回しているそうですが、嘱託扱い。クリニックにも勤務しているそうです。心理職の地位向上のための国家資格化だと言われていますが、税金が原資である以上向上は難しいでしょう。心理職に転職しようとしている方は、考え直した方が良いと思います。


2019年1月26日(土)[コンビニから消える成人雑誌]

 学生だった1990年代初頭、学生寮に転がっていた雑誌に幼女が笑顔で性行為を行っている写真が載っていました。日本では安保闘争で揺れていた当時、ヨーロッパではこのような事が行われていたと書かれていた記憶があります。真偽は不明ですが、当時は性的自己決定権が(僕から見ると)過剰に尊重されていて、子どもがポルノモデルになる例があったのだそうです。

 セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートのコンビニ大手三社が、東京五輪を前に成人雑誌の取り扱いを止めるという記事(参照)が出ていました。前回の五輪で屋台を抹殺したのと同じように、今回は成人雑誌と煙草が消し去られるようです。ネットの普及で成人雑誌の需要は減っていっていると考えられるので、一斉に止める必要性は低いと思うのですが、せっかちな人もいるものです。

 AV出演強要問題等を見ると、性的搾取が行われている可能性は排除できません。しかし、成人が自らの職業選択権や性的自己決定権を行使してその職を選んだのであれば、尊重されるべきでしょう。むしろそれらを隠し恥ずかしがることこそが、それらに従事する女性を貶めるのではないかとも思います。

 子どものためと招致されたのが五輪でしたが、本当にそうだったのでしょうか。パターナリズム的に100%子どもに最適化された社会は、同様に子どものためになるのでしょうか。猥雑さも含む多様性が消え行くのを、僕個人は惜しみます。


2019年1月25日(金)[公認心理師現任者講習会四日目]

 講習会では講義の後模擬の事例検討をグループで行って発表するのですが、発表の後みんなで拍手をします。この拍手。九州会場だけだという話を講師の方がされていました。この会場。昨年は1日4コマの5日間だったような気がしますが、今回は1日5コマの4日間でした。

 事例検討は毎回3例出るのですが、最後の事例は3話連続でした。恐らく来年も同じ事例なので内容は書けませんが、3回も検討するとなんだか情が湧いてきます。架空の人々の今後のご多幸をお祈りしたくなる気持ちでした。

 今日は産業分野と心理支援についてでしたが、雑談の際に「多くのストレスは上司との人間関係である。医師は基本的にチームの中心であるため、過重労働であってもサラリーマンとストレスの内容が違うので過労死しにくいのではないか。社長に過労死はいない。」という面白い意見を聞きました。よく考えたら過労死している医師はいますし、社長は絶対数が少ないので即断は禁物ですが、立場によるストレスの違いって研究に値する気がします。

 今日は最終日だったわけですが、講師が「被援助者に選ばれるのが良い仕事。連携するには良い仕事をする必要があり、良い仕事をするには勉強が必要」とコメントしていました。試験に受からなくても大切にしないといけない言葉だと思いました。良い仕事をしていても認められる訳ではないですし、良い仕事をしてなくても認められている場合もありますが。


2019年1月24日(木)[公認心理師現任者講習会三日目]

 今日は保健分野と司法分野と心理アセスメントの講習がありました。書き忘れていましたが、今回250名定員になっていましたが、会場に入りきれるだけは受講できていたようで、定員より受講者数が100名弱多いようです。あと、今年からは質問できるようになったのだとか。

 3日目ともなると、顔見知りになった方々と試験対策の話になります。僕は試験対策も不得手なのでとても参考になります。聞くと過去問を解くのが良いのだとか。とは言え、来年度二回目なので過去問は一回分しかありません(厳密には災害対応でもう一回やってますが)。類似する試験(臨床心理士試験)や検定(心理学検定)の過去問を使えばいいのではないかという話になりました。

 それで過去問はないかと帰りに本屋さんを回ると、古本屋さんに公認心理師試験用の用語集があったので、持ち運びしやすさにつられて買ってしまいました。調べると評価が分かれる本らしく、ちゃんと検討すれば良かったかなと思いました。

 本屋の後、なんだか原付の様子がおかしいです。2日前に空気を入れたばかりなのに、空気が少ない気がします。さては本屋に行く途中に縁石に乗り上げそうになったのが原因でパンクしたかと思いました。早速いつものガソリンスタンドに行って空気を入れていると、店員さんが声を掛けてくれました。夜間はコンプレッサーの電源を落とすので、空気が入らないのだそうです。つまり、今までずっと空気は入れられてなかったのですね。色々不都合な真実を知った日でした。


2019年1月23日(水)[公認心理師現任者講習会二日目]

 今日は医学分野の話が主でした。精神疾患の話とか脳の話とかもあったのですが、人体の仕組み的な話もありました。あんなの覚えてる医師って凄いなと思いました。これから病院では医師に逆らわないように致します。

 様々な疾患も出たのですが、癌の話や終末期医療の話も出ていました。昨年秋に亡くなった保護者の事を思い出しました。月曜日にその保護者のお子さんと会い、ちょっと面影を感じたからでしょうか。今日も講義中に涙ぐんでしまいました。

 最後に少しだけ司法分野の話もありました。

 とりあえずわけが分からない事が分かったので、初心者向けの心理学解説本を買ってきました。こんな体たらくで本当に試験を受けられるのだろうか。


2019年1月22日(火)[公認心理師現任者講習会一日目]

 今日は公認心理師現任者講習会の一日目でした。公認心理師制度についてと、教育分野、福祉分野についての講義を受けました。

 講義内容は決められているそうで、スライド(パワーポイント)すら全会場共通なのだそうです。基本的に別売のテキスト(参照)から外れる事はありません。講義の後に周辺の4人でグループを作って振り返りをします。講義の他にも教育分野と福祉分野についての模擬事例検討が同じグループで行われました。

 グループは、児童(障害児)福祉の方と、高齢者福祉の方と、スクールカウンセラーの方と僕。スクールカウンセラーの方は臨床心理士ですが、後は非心理職の集まりで、結構な素人集団でした。それでも心理学を志す方々なので、事例検討等では本当に勉強させて頂きました。しかし、ほとんど忘れています。経験のある教育と福祉分野でこれですから、明日以降が思いやられます。

 休み時間に、今年度の第一回国家試験の問題(参照参照)と解答(参照)が公開されていると聞きました。早速読みましたが、ますます合格する気がしなくなりました。とは言え、とても勉強になり有意義な1日でした。


2019年1月21日(月)[本当に「言葉がない」のか]

 何やら指差した利用者さんが、僕にアピールしていました。見えない位置に僕がいるのに利用者さんが気付き、差し直してくれました。相手の視点からはどう見えているのか類推する(Piajetの3つの山問題)のは、6歳までは難しいとされている(参照)ようです。つまり、精神年齢は6歳以上という事になりますか。

 この問題が解けたら○歳というものを集めて解いてもらい、知能の年齢(精神年齢:Mental Age)を測定するのが昔ながらの知能検査(Binet式等)です。精神年齢と実際の年齢(生活年齢:Chronological Age)との差を表したものが、知能指数(Intelligence Quotient:IQ)です。最近では、同年齢集団内での位置を測定する方式が多いらしいですけども。確かに教員時代に行っていたのは、教研式とかいうやつでした。

 Binet式にせよWechsler式にせよ、言葉がないと測定は困難です。言葉を使わない方と接していると、実際は様々な能力を持っているのに気付いて驚く事がよくあります。こちらが低く見積もりすぎていたから驚くだけなのかもしれませんが。ああ、こういう方々の能力を知る方法が欲しいと切に思います。

 中には稀に話し言葉を使う方や、発語はないけど文字はかなり読める方や、その上書ける方や、言われている事はかなり分かってそうな方もいます。言葉がないと言うより、言葉を使わない方略を選んだのではないかと疑います。そういう発見が楽しいです。


2019年1月20日(日)[満ちたりない人]

 火曜からの公認心理師現任者講習会のために、今日は会場である福岡国際会議場を下見してきました。何度も行っているのですが、久しぶりなので駐輪場を確認してきたのです。変な所で神経質です。

 本当は資格取得のために努力したくありません。合格する気がしないからです。そういう人間は、自分で満足できる勉強をすればいいと思います。ですが試験のために勉強して資格を取らなければ、勉強した内容を活かすことができません。本末転倒だとは思いますが。

 無理矢理資格を取ろうとするのは、過剰な承認欲求の発露のように思えます。承認欲求を拗らせた方に巻き込まれると、自分の欲求も涵養されているのに気が付きます。それが、自分が意識したくない心の底の欲求を眼前に突き付けられているような気がして、嫌な気持ちになってしまいます。

 帰りに最近できたMark is福岡ももちに寄ってみました。特に目新しさは感じませんでしたが、お洒落な感じはしました。Macbookでも買ってここのSTARBUCKSに屯すれば楽になるのでしょうか。発想が古いけど。


2019年1月19日(土)[安い証明写真]

 公認心理師現任者講習会の資料が来ました。大きな名札を下げなければならないらしく、パスポートサイズの顔写真を貼付しないといけないらしいです。

 本人確認した上で、すべて受講した人のみに国家試験受験資格を与える。それが一番手間がかからない救済方法だという考え方なのでしょう。

 しかし、証明写真を撮るのは結構お金がかかる。自分で撮った写真をコンビニで出力するサービスもありますが、いきなりなのでそれも難しい。

 調べた結果、西日本短期大学近くのハイマート福浜店の前に400円のボックスがあるという事なのでそこで撮りました。パスポートサイズだと3枚しか出ないので割高かなとも思いましたが、どうせ何枚出されても使うのは1枚だけなので撮りました。


2019年1月18日(金)[ごみの来歴]

 日本にはごみひとつ落ちていないというのは、事実無根の都市伝説です。今日はマクドナルドの袋やら、スターバックスの容器やら、乾き物の個包装袋やら、空き缶やら、不二家の蝋燭やらが散乱しているのを見ました。

 烏か小動物がごみ袋を荒らしたのかと思いましたが、袋はありません。夜中に路上で酒盛りをしていた鬼達が、鶏の声に驚いて逃げていった跡のような感じです。

 片付けていると、見慣れたデザインの袋がありました。市町村の証明書用封筒です。中には住所と氏名が書かれた証明書が入ったままでした。

 証明書の主がごみの元所有者であり、かつごみが意図的に不法投棄されたと仮定すると、ちょっと面白いです。


2019年1月17日(木)[クズ]

 工場を客に見せられない。

 そんな商品はクズである。

 会議をバイトに見せられない。

 そんな会社もクズである。

 だがその秘密を漏らしたら、クズ社員になる。


2019年1月16日(水)[憎む仲間へ]

 人を憎いと思ったら。殺す事を考えよう。

 絶対に露見しない、完全無欠の計画を練り上げよう。

 計画が決まったら、ばれないように仲良くしよう。

 それで可哀想になったなら、決行を延ばしてしまえばいい。


2019年1月15日(火)[優しい統制者]

 二日市温泉の御前湯に行ってきました。と言うか、博多湯に行くつもりでしたが駐輪スペースがなかったので御前湯に入ってきたのです。

 今年は試験を受けるつもりだったのだと、ついでに太宰府天満宮にも行ってきました。そろそろ空いているだろうと思っていましたが、博多からの直行バスやら観光バスやらで続々と供給された観光客が、牛像の頭を撫でる自分を撮るために行列を作っていました。

 色々な人がいると、色々なトラブルが起こります。色々なトラブルが起こりうると、色々な事が問題視されます。そうなってくると、予防策として色々な規則ができてしまいます。

 慎重派の感性が幅を利かせてしまうと、規則は際限なく増えていくのでしょう。学校の規則もそういった動機でわけわからん形に進化して行ったのではないかと思います。でもそれって、停滞ですよね?


2019年1月14日(月)[正直者はバカ]

 微熱は微熱のままで済んでとりあえず助かりました。もし熱が上がっても、今日は祝日らしいので受診できないから困ります。

 人の記憶はあてになりませんから、事実は人の数だけあります。論理の多くは感情の後追いですから、正義は人の数だけあります。

 それを弁えている人こそ、知的に誠実であると思います。僕もそうありたいものですが、残念ながらそれでは出世できません。まあ、出世しなくてもいいのですが、濡れ衣着せられたりバカにされたりするのが続くと、正直気持ちがふさぎます。

 かと言って、証拠出したり反論したりしても、意味はないでしょうね。結局、対抗策はないという事です。


2019年1月13日(日)[労働刑]

 肩凝りからの頭痛できつい。と思っていたら、37℃台前半の微熱が出ていました。こんな日に限って日曜出勤と月曜宿直の連続。

 報酬や罰によって獲得された行動は、報酬や罰がなくなると失われるというのは広く知られた事です。しかしそう言うと、「じゃあお前は無給で働け。」とどや顔でつっこむ奴がいて辟易します。

 労働に見合う労働条件であれば、給料目当てに働く人はいないでしょう。そういう意味で「報酬」ではありません。給料目当ての人が多い職場は、労働条件が良すぎるのだと思います。つーことは、労働条件が悪すぎると、労働が罰に感じるのかもしれませんと微熱と肩凝りにうなされながら考えてみました。


2019年1月12日(土)[リベラルと飯食うと金がかかる]

 公認心理師現任者講習会テキスト[2019年版]を購入してきました。置いてる可能性少しあるかなと思った書斎りーぶるは七隈に移転しており、金文堂積文館には予想通り影も形もなく、ジュンク堂福岡店でやっと買えました。まあ、アマゾンで買うよりは経済に貢献してるかと自分を慰めています。

 久しぶりにこんな高い本を買ったと嘆いていると、知人がSNSで小説家の橘玲さんの文章をシェアしていました。橘さんによると世界は、「知識社会化・グローバル化・リベラル化」に適応できる「リバタニア」と、それらに適応できず「反知性主義、排外主義、右傾化」になる「ドメスティックス」とに分断されているのだそうです。橘さんは経済協力開発機構(Organisation for Economic Co-operation and Development, OECD)が行ったPIAAC(Programme for the International Assessment of Adult Competencies)という調査の結果を元に、「日本人のおよそ3分の1は日本語が読めない」、「日本人の3分の1以上が小学校3~4年生の数的思考力しかない」等と述べていました(参照)。知的でリベラルな人々とご飯を食べると、道理でお金がかかると思いました。しかもリベラルはおごりやがりませんですしね。

 一方で日本では、計量社会学者の吉川徹さんが出した日本の分断 切り離される非大卒若者(レッグス)たちという本が出版され、軽学歴の男たちを意味する「レッグス(Lightly Educated Guys,LEGs)」という概念が生まれているそうです。大卒と非大卒の男性の間に、日本では分断が生まれているのだとか。確かにここ数年で、仲良くしてた非大卒の友達との間の距離が静かに離れて来た気がします。

 数年前にブログで公務員批判をしたら、かつてない(といってもわずかですが)反響がありました。もう既に日本は臨界状態にあるようにも思えますが、僕の周辺だけなのでしょうか。すべてが無茶苦茶になってもいいから相転移して欲しいという欲求は、もう既に支配的になっているようにも思いますが、気のせいなのでしょうか。


2019年1月11日(木)[古賀市が宮地岳線跡地の一部を購入]

 ここは今は亡き西日本鉄道(西鉄)宮地岳線(現貝塚線)のファンサイトなので、触れなければなりますまい。

 今日から開かれる古賀市議会定例会に提案する一般会計補正予算案に、西鉄宮地岳線跡地の購入費4286万円を盛り込むと8日に古賀市が発表していました。「第1段階として市開発公社が所有し、跡地全体の2割に当たる古賀西小付近の約6800平方メートルを3月末までに購入する(参照)」そうです。

 大根(花鶴)川・右岸は古賀ゴルフクラブが譲り受けたのですが、西鉄が宅地化した西鉄古賀駅跡地の一部を覗く大根川左岸から福津市境までの2.8kmの土地は現在古賀市開発公社が所有しているはずなので、購入というのもなんだか変ですが、既に計画案は出ているようです(参照)。

 「購入費には2017年度から繰り越してきた国の補助金を含む1395万円も活用(参照)」そうなのですが、どういう補助金なのでしょうね。


2019年1月10日(木)[うそつき]

 「2019年1月6日に放送されたNHK日曜討論の中で、安倍総理が辺野古基地建設の強行にあたって『辺野古のサンゴや絶滅危惧種は、建設に当たって砂をさらうなどして別の場所に移しております』などと発言(参照)」したとかで話題になっていました。巷では、内閣総理大臣の安倍晋三(ABE Shinzo,1954.9.21-)さんが嘘をついている(参照)とか、いや嘘をついているという方が嘘だとか(参照)騒がれているようです。嘘派は東京オリンピック招致の際の「under control」発言の再来だと言っている(参照)ようです。まあ政治家はだいたい結果的に嘘つきになってしまうものなのでしょうが、安倍さんは本当に嘘つきなのでしょうか。

 under control発言については「10月23日午前の参議院予算委員会で、安倍首相は、東京電力福島第1原発の汚染水漏れについて「『(自身が発言した)状況がコントロールされている』というのは、行政の最高責任者として状況を把握し、その対処を行っているという意味だ」と強調した、と産経新聞は報じている(参照)。」ということのようで、移植済み発言については「(絶滅危惧種になっているオキナワハマサンゴについて)国の沖縄防衛局が埋め立て予定地で9群体を確認しており、県が2018年7月13日に特別採捕許可を出し、7月末ごろに近隣の同様な環境にある海に移植された。許可の条件とされた週2回のモニタリング調査も行われており、最新となる12月25日の調査では、9群体とも生息しているとする写真などでの報告が県にあった(参照)」ということで移植の事実はあるようです。

 こうなると、「埋め立て海域全体では約7万4千群体の移植が必要だが、7日までに移植が終わっているのは別海域のオキナワハマサンゴ9群体のみにとどまっている(参照)」という意見を安倍さんがご存知だったのか。また、ご存知だったのであれば、その意見への安倍さんの評価はどうなのかが問題になります。安倍さんがご存知なければ、安倍さんは嘘つきではありません。安倍さんがご存知の上でその意見を否定しているのであれば、これもまた嘘つきではありません。安倍さんがご存知の上でその意見は一理あると思っていたのであれば、はじめて嘘つきであると言えるでしょう。

 ただ、知らなかったという事であれば組織的な問題や職務能力について追及されるでしょう。意見を否定しても無駄に対立してしまうでしょう。いずれにしても不毛な水掛け論になりそうな気がします。


2019年1月9日(水)[新党日本人のための日本]

 政治学者でロンドン大学バークベックカレッジ教授のエリック・カウフマン(Eric Peter Kaufmann,1970.5.11-)さんのインタビューが、今朝の読売新聞に載っていました。欧米で白人が少数になっていく「ホワイトシフト」がポピュリズム台頭の核心であるとカウフマンさんは話していました。国際主義で多様性や自由や平等を重んじる「左翼モダニズム」によってタブー化された本音が代弁されているという事なのだそうです。東アジアは国際主義的なリベラリズムではなく「閉鎖的な民族ナショナリズム」が基盤であり、移民受け入れ拒否へのタブー意識がなく野党が反対できているため、同じ事は起こらないと考えているそうです。

 いやまあ確かに日本では「左翼モダニズム」が低調ですが、今回外国人労働者受け入れに反対していた野党こそが「左翼モダニズム」に基づいているんですけども。そもそも推進した方が「閉鎖的な民族ナショナリズム」に立脚した政党ですし。

 そんな記事を読んだ今日、中国系の金属回収業の会社に行きました。昔は半島系の方が多かったこの業界も、中国への輸出(日本からの輸入?)狙いか中国系の会社が増えたようです。そういえば、関西で金属回収業をして成功した徳之島出身者が、地元への貢献としてある公共企業を始めたという話を聞いた事があります。国内外を問わず、異人が参入しやすい事業なのでしょうか。

 外国人が増えるのは、恐怖です。町に大きなショッピングモールができる恐怖と似ています。前者に寄り添うのが「閉鎖的な民族ナショナリズム」であり、後者に寄り添うのが「左翼モダニズム」なのでしょうか。そして両方に寄り添うのが今のところ「右翼ポピュリズム」とされていて、今の日本にはその選択肢がないという事なのでしょうか。よく分からんけど。


2019年1月8日(火)[公認心理師現任者講習会振込完了]

 公認心理師現任者講習会の受講料は3日以内に三菱東京UFJ銀行の口座に振り込めとメールで指示されました。そこで少しでも手数料を下げるために三菱東京UFJ銀行に行きました。怪しまれないかびくびくしながら携帯片手にATMを使い、わざわざ行ったにも関わらず安くない手数料に悪態つきながら支店を出ました。

 振り返ると、看板が三菱UFJ銀行になっています。どうやら2018年4月1日に行名変更したらしいです(参照)。

 横浜出身の知人にその話をすると、方向性の違いで解散かというボケをかまされました。なるほど、東京くんが「これからは海外に目を向けなきゃダメじゃん。」と言うのに元UFJ三和くん、東海くんが「地元を大切にせなアカン!」と反発。元東京三菱で相方だった三菱くんも「そうだね。」と同調したもんだから東京くんが脱退したということか。面白い。

 まあ単に「東京」を消しただけのようで(参照)、住友銀行との合併を機にさくら銀行(太陽神戸三井銀行)が三井の名を復活させて三井住友銀行銀行になったようなもののようです。正金相互銀行が普通銀行になった際に使うのを認めていれば「正金銀行」は残ったのになと思いました。


2019年1月7日(月)[公認心理師現任者講習会受付終了]

 公認心理師現任者講習会の受講申込みに成功しました。札幌、仙台、広島、福岡会場の定員は各250名で、1月7日の12時からWebで先着順受付と年末の12月27日にいきなり案内され(参照)、しかも1月22日からという急な日程。慌てましたがとりあえず仮申込できました。

 上司には28日に話しましたが、唐突だったのでかなり迷惑だったと思います。正月休みは本当に受講していいのか悩みました。職場に迷惑ではないのか。心理学周辺領域で働いて来たものの心理職に就いた事がないのに目指していいのか。そもそも院卒が取る資格を学卒で取るのは間違ってないか。福祉有資格者への対抗として資格が欲しいだけではないか。本当に利用者さんのための資格取得なのか。仕事に活かせるのか。費用対効果が低いのではないのか。合格出来なかったら無駄金ではないか。色々考えて本当に悩みました。

 しかし、昨日、旧友と話していて思いました。このチャレンジは、これから学び続けようという意思表明なのだと。やるだけはやってみようと。たまには挑戦するのもいいだろうと。

 申込みできるのか考えるとなかなか眠れませんでしたが、12時に受付は始まらず12時5分頃に開始。受付終了して届いた受付番号はトップ10に入っていました。深夜になっても受付は終わってなかったので拍子抜けしました。まあ頑張ろう。


2019年1月6日(日)[すべての人に月影先生を]

 1980年代初頭。小学校低学年だった僕らは、大学進学するかどうか話したことがあります。友達は皆行かないと言っていましたが、行くかもと僕だけは言いました。僕らの学校の保護者達は、工場労働者が大部分でした。周囲に大卒者がいない環境ですからそういう答えになったのでしょう。

 社会情勢の変化もあり、親しかった友人の多くは大学に行きました。でも、最も優秀であった友人は家庭の事情もあって進学しませんでした。

 今日は当時からの友人と、ガラスの仮面展に行きました。取り柄のない少女が役者としての才能を見出だされて成長していくこの漫画。主人公のマヤが月影先生に見出だされなかったら、どのような人生を歩んでいたのでしょう。

 数多くの月影先生や紫の薔薇の人と出会え、今僕はここにいます。だから、今の状態がその人の責任であるとはどうしても思えないのです。


2019年1月5日(土)[リベラルは排他的だと仮説を立ててみた]

 「保守の本は売れても左翼の本は売れない。理由は左翼は本を読まないから。それはなぜか? 実は日本人であれば、いろんな本を読んで知識を得ると、自然に政治思想は左翼から保守に変わる。つまり左翼の多くは読書から取り残された人たちなのである。さらにテレビばかり見るから余計に左翼になる。(参照)」と作家の百田尚樹さんがTwitterに書いて話題なのだそうです。先日読んだ松本修さんの全国アホ・バカ分布考に放送作家時代の百田さんが本を読まなかった逸話が書かれていました。どうやらその後読書家になって保守化されたようです。

 右だろうが左だろうが本を読む人は読みますし、読まない人は読みません。偏った読書傾向で批判的視点なく読めば、どれだけ読書しても考えが変わる事はないでしょう。まあ、保守と左翼(この二つは対義語ではありませんが)の定義や、実際売られている本の分類や双方の人数の絶対数やらを調べないと検証できないのですが。

 SNSを見ていると、右も左も党派的に定型化された思考に囚われた方が結構います。昔は社会主義的な定型が幅を利かせていましたが、今は多種多様です。イデオロギーの時代は終わったと言いますが、ポジショントークはなくなってはいません。

 結局は自分で考えている方々は一握りなのでしょう。その周囲に定型思考を用いている方々がいるという事なのでしょう。さらにその周囲には思考が定型化するまでもない薄い支持層がいるのでしょう。左派は外辺の層が薄いため定型化された方々が多く排他的に見え、そのため更に支持が広まらないのではないかという仮説を立てています。


2019年1月4日(金)[殺処分]

 今日から通常営業の職場の前に立っていると、上品かつ活動的な感じのご婦人がお孫さんらしきお子さんと犬4匹連れて散歩していました。高そうな犬ばかりでしたが、犬種はバラバラ。

 伺うと、ペットショップで売れ残って殺処分寸前だった犬を譲り受けているのだとか。有償か無償かは伺いませんでしたが、だからみんな純血種なのだとか。犬種がバラバラな意味がわかりました。

 大手ペットショップでは、売れ残った犬は値下げをして売り切っているそうです(参照)。しかし、殺処分や引き取り業者に引き取ってもらう業者さんや(参照)、ブリーダーに返却したり実験動物業者に引き渡したりする業者さんもいる(参照)ようです。

 犬猫の殺処分にも色々な種類があるのですね。


2019年1月3日(木)[経済格差]

 公認心理師試験を受けようと思っています。そのためには、現任者講習を受けないといけません。

 まずは受講申込に当たらないといけませんが、当たったら費用もバカになりません。テキストだけで3800円(税抜)、講習参加費は70000円かかります(参照)。

 福祉同様、心理学は儲かりません。そんな資格を取るのは70000円を屁とも思わないエライ人を儲けさせるだけです。記憶力も減退してますし、学生時代学んだ事も忘れかけています。ただでさえワーキングプアなのだから、講習会に外れたらそれはそれで助かるなとも思います。

 とは言え、もう一度学び直す機会ですし仕事上もプラスになるでしょう。一応申込を頑張ろうと思います。


2019年1月2日(水)[募金と称した活動]

 宮地岳線の存続運動の仲間が久しぶりに関東から戻ったので、博多で食事。

 天神で別れて博多に戻っていると、中洲で「チョットスミマセン。」と声を掛けられました。

 カードを読んで下さいとラミネート加工のカードを見せられたましたが、カンボジアの恵まれないこどもたちのために募金と署名を集めているのだと話しています。

 警察署の道路使用許可は所持しているようでしたが、集まった募金でジュースや切符を買っている同様の方々が目撃されていて、詐欺だという結論になっているようです(参照)。

 まあしかし、活動経費を募金で賄っているのかもしれませんし、本人が恵まれないこどもなのかもしれません。

 問題は背後関係ですが、そこはよく分かっていないようです。

 結局募金しませんでしたが、次は募金して「God bless you」とか「I trust you」とか「We are the children」とか言いながら握手でもしようかなと思います。


2019年1月1日(火)[元日]

 新しい年に、AndroidでのFTP接続のテスト。


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