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チラシの裏 2020年3月


2020年3月31日(火)[]

 ライン株式会社から、SARS-CoV-2(Severe Acute Respiratory Syndrome CoronaVirus 2)による感染症(COVID-19)に関しての調査(参照)が来ていました。答えましたがこれがどういう結果になるのでしょうか。

 いよいよ今年度も終わりです。色々な事がありました。職場環境が変わって、個人的には変化が大きい年でした。上級国民という言葉が話題になり、我が国全体として格差を目の当たりにした年でした。僕達の世代の起こした事件も多かった気がします。

 そんな事を思っていると、上級だろうが分け隔てなく感染する病に最終的には世界が震撼した年でもありました。グローバル化や一極集中や格差が今後見直される事になるのでしょうか。

 とりあえず来年度は良い年であって欲しいものです。なんか嫌な予感がしますが、生き延びていれば有り難いです。


2020年3月30日(月)[トゥレット症候群]

 先日買いそこねたアウトドア用ガスコンロ(バーナーと呼ぶらしい)ですが、イワタニのCB-JCB(参照)が中古で3000円位で出るのを待つ事にしていました。ところがアマゾンがタイムセールをやりやがりまして、3340円(参照)で出して来やがりました。手数料等(送料?)が410円加算されて合計3750円らしいのですが、その410円も割引されるようです。コンビニ決済コンビニ受取で注文してしまいました。これで東日本大震災後に計画していた防災用品をほぼ揃えた事になります。

 さて、先日トゥレット障害(トゥレット症候群・Tourette syndrome)というものを紹介されました。これは、「チック(tic)という一群の神経精神疾患のうち、音声や行動の症状を主体とし慢性の経過をたどるものを指す(参照)」そうで、「小児期に発症し、軽快・増悪を繰り返しながら慢性に経過する。トゥレット症候群の約半数は18歳までにチックが消失、または予後は良いとされている(参照)」そうです。

 音声のチック(音声チック)としては、「咳払い、短い叫び声、汚言症(罵りや卑猥な内容)、うなり声、ため息をつくなど(参照)」があるそうで、行動のチック(運動チック)としては、「顔面の素早い動き(まばたき、顔をしかめるなど)、首を振る、腕や肩を振り回す、体をねじったり揺すったりする、自分の体を触ったり叩いたりする、口の中を噛む、他人の身体や周囲のものなどにさわる、など(参照)」があるそうです。

 汚言症の方と接していると、心を消耗します。「クソババア!」と呼ばれて「女性扱いしてくれてるんだ!」と前向きに捉えていた人を知っていますがそんな人は稀でしょう。でもそれは単なるチックだと思ってしまえばちょっとはラクになりそうです。まさかそれを狙って作ったカテゴリなのでは?と思ってしまいました。


2020年3月29日(日)[]

 出勤途中にリサイクルショップに寄って、赤外線式非接触温度計(参照)を買ってみました。体温計で測るより概ね3℃程低く出るようです。あまり結果が安定してないためスクリーニングにすら使えそうにない感じです。とりあえずしばらく試してみようとは思いますが、望み薄な様子です。

 さて、ドイツ連邦共和国首相で博士(自然科学)のメルケル(Angela Dorothea Merkel/Angela Dorothea Kasner,1954.7.17-)さんがSARS-CoV-2(Severe Acute Respiratory Syndrome CoronaVirus 2)による感染症(COVID-19)に関して演説したの(参照)を先日読みました。

 トイレットペーパー騒動(参照)の際に不安に陥る人々にまず共感すべきだと書き(参照)、日本の総理大臣の記者会見への感想(参照)も書きましたが、メルケルさんはきちんとパニックになる人々の気持ちに寄り添った上で自制を求めると共に政府が対応する事を表明していました。また、小売業の人々に謝意を示す事で、それ等の人々への共感を呼び起こそうとしているように思えました。ドイツの状況は分かりませんが、これで人々が安心し、自制している事を願っています。難しいでしょうけど。

 福岡県でも感染者が20人を超え(参照)、昨夜遅く県知事が不要不急の外出を控えるように呼び掛けていました(参照)。あまりに直前だったので知らない県民も多かったようですが、なんでもLINEで最新情報を受け取れる(参照)ようです。メディアでは東京の話しか流していませんし、地方在住者は自衛するしかなさそうです。千葉県では僕の仲間達が集団感染し(参照)、感染症対策は専門外である陰性の仲間達が支援を続けています(参照)。


2020年3月28日(土)[毒をもって毒を制す]

 「毒をもって毒を制す」という言葉があります。カッコイイ言葉ですが、「打つ手無し」と言っているようなものです。毒Aを制する事が出来る毒Bは、毒Aよりもヤバい物なのでしょう。そんなの使いたがる人はそんなに多くない筈です。

 ハブ(Protobothrops flavoviridis・参照)という毒ヘビがいます。僕の住んでいた徳之島にも生息していて、玄人は捕まえて自治体から報奨金貰って小遣い稼ぎするようですが、素人は山に入るなと言われていました。今は死亡例も皆無になりましたが、昔は咬まれて死ぬ事も多く、深刻な問題だったようです。

 そこで考え出されたのがフイリマングース(Herpestes auropunctatus・参照)を離して捕食させるというアイデア。とても良い方法だと思われましたが、わざわざ毒ヘビを食べるよりは別の小動物を食べる方が安全です。結果として様々な小動物が絶滅の危機に瀕するという大失敗に終わりました(参照)。

 「毒をもって毒を制す」と大見得を切るのは、きっと気持ちが良い事でしょう。しかしそれは大変危険です。毒をもって来る暇があったら、毒と向き合いましょう。別の毒の方が危険かも知れませんし、2つの毒を相手にするなんて身が持ちませんから。


2020年3月27日(金)[アウトドアブーム恐るべし]

 先日、仕事の合間にリサイクルショップに寄ったところ、赤外線式非接触温度計(参照)が1990円で置いてありました。釣り人が水温を測るのに使うようです(参照)。

 体温測る際に動く人が職場にいるので非接触体温計(参照)を探していたのですが、品薄な上5000円前後はします。この商品が体温測れるのなら買いなのですが、どこにも測れるとは書いていません。法的な問題があるのでしょうか?

 同じ店に、10年程欲しかったアウトドア?ガスコンロ(バーナーと言うらしい)も2種類ありました。バーナー単体のM-7900(参照)が1990円とバーナーにガスボンベと鍋(クッカーと言うらしい)がセットのM-6400(参照)が2990円で出ていました。M-7900はグッデイで3980円、ナフコで4164円、アマゾンでも2715円(参照)します。M-6400も結構する(参照)ので安かったのですが、これらの商品のボンベはいわゆるOD(OutDoor)缶。できれば入手が容易なCB缶(CassettegasBombe)の商品が良いので一旦保留しました。

 CB缶を使う商品はイワタニのCB-JCB(参照)というのが安いようなのですが、グッデイで4280円、ナフコで4164円、アマゾンでも3799円(参照)もするのでずっと二の足を踏んでいるのです。しかし、CB缶からOD缶にガスを詰め替える装置(参照)や、CB缶からOD缶機器に変換するアダプター(参照)があるそうです。アマゾンギフト券が1000円分あるので、そういうのを買えば良いのだと分かってお店に行くと既に2つとも売れていました。アウトドアブーム恐るべし。


2020年3月26日(木)[伊万里へ(6) 伊万里駅から一貴山駅]

 上伊万里駅の前の県道239号線(参照)を戻り国道202号線(参照)を渡ると県道240号線(参照)になります。この線は「伊万里停車場線」らしいので真っ直ぐ行けば伊万里駅(参照)に着くのだろうと直進しましたが、行けども駅はありません。途中で曲がらないといけなかったようで、引き返してやっと駅にたどり着きました。

 元の国鉄伊万里駅の真ん中を旧博多駅のように道路がぶち抜き、JRとMR(松浦鉄道)の伊万里駅が両側に分かれています。2階のペデストリアンデッキで繋がっていますが乗り換えは難しそうです。現にMR駅にはJRの券売機ではなく昭和バスの券売機(福岡空港まで行ける)がありました。とりあえずはJR九州アプリ上は126駅到達になります。

 駅でMRに100円、JRに80円お布施して県道240号線を戻り国道202号線経由で帰ります。元々筑肥線が経由する筈だったルートで、現筑肥線より往来が多く開けた感じです。鬼塚(参照)で現筑肥線ルートに戻りしばらくして県道258号線(参照)で川を渡ります。渡ってインターチェンジで左折してしばらく行くと、旧鏡駅(参照)跡地の石碑がありました。通り過ぎて右折して県道40号線(参照)をしばらく走って鏡神社で休憩しました(なぜかトイレがない)。

 県道40号線を赤水まで行き、後は国道202号線を通って帰ります。恐いので二丈浜玉道路は使わず旧道を走ります。福井集落で民家の玄関先にある郵便ポストに首をひねりつつ深江から県道49号線(参照)を使ってバイパスに復帰し、すぐに県道572号線(参照)を使って一貴山駅(参照)に寄りました。ちょうど菜の花が綺麗でした。トイレが新築されていたので、現在のトイレは無くなるかもしれません。やはり近場では一番癒される駅だと思いつつ、帰りました。


2020年3月25日(水)[伊万里へ(5) 駒鳴駅から上伊万里駅]

 駒鳴駅(参照)の前の道をそのまま西に向かうと、線路を渡りそのまま軌道に寄り添って延びています。道なりに進んで行くとやや広い農協施設群の中庭のような場所に出ました。その裏が大川野駅(参照)です。真新しく黒い木造の駅舎には人気がなく、展示室があるものの鍵が掛かっていました。県道38号相知山内線(参照)に戻ってしばらく行くと、県道から見える場所に肥前長野駅(参照)がありました。お世辞にも綺麗とは言えませんが、リアルな古い木造駅舎が残っていて感動しました。JRが取り壊そうとしたところを地元の財産区(?)で買い取って保存しているのだそうです。

 桃川(もものかわ)の入り口で県道38号と別れ、国道498号(参照)の旧道に入ります。しばらく行くと県道から少し入った所に駅前広場の植込みらしきものが見えました。桃川駅(参照)駅です。駅舎は無くなっていますが、往時の繁栄が忍ばれる広さと駅前の雰囲気があります。ちょうど伊万里方面からの列車が到着し、高校生やお年寄りが15人ほど降りてきました。それからしばらく駅前で男子高校生一人と女子高生五人程が楽しそうに語り合っています。自分の高校時代を思い出し、彼等には明るい未来があらん事をと思わずにいられませんでした。

 それから更に同じ道を西に行き、旧道の旧道らしきものに入ると金石原駅(参照)がありました。駅と道の間の空き地に桜が植わっていて、駅舎のないホーム一本の駅があります。桜の向こうのホームというのも良かったですが、ちょうどタンポポの綿毛がレールの脇に植わっていたのも良い感じでした。

 金石原駅を出てしばらく行くとまた旧道に戻り、さらに行くと国道498号バイパスど合流します。合流してすぐにまた旧道が別れるようなので別れて走っていると、川の向こうに集落があります。恐らく上伊万里駅(参照)があるのはそちらでしょう。橋があるので渡るとその道が折れた辺りから築堤の上に向かって獣道が延びています。見てみるとやはり駅がありました。伊万里市内の駅は分かりにくいですが、流石に中心駅は分かりやすいに違いないと最終駅の伊万里駅に向かいました。


2020年3月24日(火)[伊万里へ(4) 肥前久保駅から駒鳴駅]

 前回からかなり間が空きましたが、そろそろ伊万里駅(参照)に到達しようと思い、夜勤の勤務時間終了後すぐに職場を出ました。あまりにも慌てて出たために、仕事をやり残していました。今後は夜勤後に遠出するのは控えようと思いました。

 浜玉のドラモリ(参照)で昼食を買い、桜吹雪の肥前久保駅(参照)で列車を待とうと県道40号浜玉相知線(参照)を走っていると、唐津線の本牟田部駅(参照)への道が交差していました。予感がしてそちらに曲がり本牟田部駅に行くと、ちょうど筑肥線の黄色い気動車が伊万里方面に疾走して行っていました。肥前久保駅(参照)に着いて時刻表を見ると、なるほど列車が行ったばかりで次は2時間程待つようでした。

 思ったより桜も咲いていないのもあり、おにぎりを食べてすぐ出発する事にしました。西相知駅(参照)の桜も一本しか咲いておらずこちらもガッカリ。県道38号相知山内線(参照)で佐里駅(参照)も通過して未訪問区間に入ります。

 案内板に従って曲がるとすぐ、次の駒鳴駅(参照)はすぐに見つかりました。線路と道路の間に菜の花が咲いている駅舎のない小さな駅です。なぜか線路と道路の間に東屋があって、手押しポンプがありました。押してみると本当に水が出てきました。花壇もあってとても綺麗な環境の駅でした。(今知ったのですが)時刻表の表紙になった(参照)というのも頷けます。もうこれで帰ってもいいかなと思いました。


2020年3月23日(月)[]

 新型コロナ自粛でストレス溜まるとSNSでこぼしている人がいました。仕事が忙しくなった人や仕事が無くなった人はストレス溜まるでしょうが、人と会うのを自粛してストレス溜まるのは如何なものか。そんなのリア充の贅沢にしか聞こえません。

 そういった自粛要請の日本政府。クラスターを潰せば感染を抑えられるという方針なのは初めて知りました(参照・というかそれをやりだしたのは和歌山県だったような)。

 日本の対策は現在の所上手く行っているように見えます。しかしそれはたまたま偶然なのか最初から狙っていたのかどちらなのでしょう。最初から狙っていたのなら、早い段階で説明出来ていたはずです。それをやらなかったのは、たまたま上手くいったに過ぎないのか、責任逃れで説明しなかったのかどちらかなのでしょう。

 いずれにせよ、そういった方針がわからないままというのは不安を招きかねないと思います。そうなると、政治家や行政の言葉を信頼し難くもなります。長期的なことを考えたら、きちんと意図を説明すべきだったと思うのですが。


2020年3月22日(日)[]

 最近職場では朝に目覚しテレビを流しています。利用者さんがいつもフジテレビ系にチャンネルを合わせるので、最初からTNCにする事にしたのです。

 先日、番組終了直前に「100日後に死ぬワニ」なるWeb漫画が今日終了するというニュースがぶっ込まれて来ていました。その日は忙しかったので後で調べると、どうやら色々キャラクター商品の展開を始めた直後なようです。

 死期が分かっている主人公の話って結構あると思うのですが、毎日リアルタイムでカウントダウンしていくという形は珍しいのかもしれません。そうやって100日間仕込んで商売にするという事なのでしょう。やっと商売をする段階で色々露呈してしまってお気の毒だと思います。

 100日というと3ヶ月強。長いと思われるかもしれませんが、僕たちの仕事でもその位成果が出ずに仕込み続ける事は珍しくありません。本当に結果を出すには、3年程我慢することもあります。そう考えると大した事はないのかな。


2020年3月21日(土)[]

 早朝から仕事でした。ここの所睡眠不足だったので夕方からキツかったのですが、帰ってしばらく休んでいると町内会の会合の開始時間を過ぎてしまったので向かいました。

 会合は終わっていて、近所の飲み屋に行くとの事だったので一緒に行きました。話していると、同業界に縁のある方がいて驚きました。

 お一人は特例子会社の執行役員との事で事業拡大のために(参照)人材募集しているそうです。

 紹介できそうな人材がいないので、誰かいませんかねえ。


2020年3月20日(金)[]

 家族が倒れたので、古賀市の第一種感染症指定医療機関(参照)(参照)に行きました。当人は感染症ではないのですが、ニュースの現場です。行く途中で金田さんの経営するかなだ歯科医院(参照)を見かけ、何気なく写メりました。

 帰りに広大な菜の花畑(参照)に行きました。古賀市は昔、菜の花栽培が盛んだったそうです(参照)(菜種油生産が日本一だった事もあるとどっかで読んだような)。当時はもっと広い菜の花畑があったのでしょう。

 その後、友人の墓参り(参照)をしました。スマホの写真フォルダを見ると、外国もどき→感染症指定医療機関→お花畑→墓地という流れになっていました。不謹慎ながら笑ってしまいました。

 「打ち勝った証として」ではなく「打ち勝つ証として」開催する(参照)って日本的ですよね。予祝でしょうか。極めて日本的な発想です。カミカゼ特攻と考えても同じですが。


2020年3月19日(木)[]

 今日は仕事中に個人的な緊急連絡がありました。そういうのがあると不安定さが増します。とりあえずは最近見た気になる記事を列挙します。

 まず、色々と紋切り型ではいかんなと思った記事(参照)。

 次に対岸の火事と思っててはいけないなと思った記事(参照)。

 最後に弱いものが怖いという事を再認識させられた記事(参照)です。


2020年3月18日(水)[夢が気になる人]

 夢が気になるという人がいます。正夢とか逆夢とか言いますが、夢が予言であるという科学的な証明はされていないと思います。もし夢が現実になったとしたら、それは自己成就予言(self-fulfilling prophecy)(参照)によるものだと思います。

 夢が「潜在的な願望を充足させるもの(参照)」であるというフロイト(Sigmund Freud,1856.5.6-1939.9.23)の夢判断(The Interpretation of Dream)はよく知られています。歴史的な意味は大きいと思いますが、夢判断を途中で挫折したので僕には何も語ることがありません。

 現在、夢とは「ジャンル分けされた記憶の倉庫から引き出したり、まとめたりの作業を脳が睡眠中に行っているが、その過程を脳内で再生している状態(参照)」だと考えられています。「主としてレム睡眠の時に出現するとされる。睡眠中は感覚遮断に近い状態でありながら、大脳皮質や(記憶に関係のある)辺縁系の活動水準が覚醒時にほぼ近い水準にあるために、外的あるいは内的な刺激と関連する興奮によって脳の記憶貯蔵庫から過去の記憶映像が再生されつつ、記憶映像に合致する夢のストーリーをつくってゆく(参照)」というメカニズムです。「睡眠環境から取り込まれた刺激以外は、体験したことや実際に目にしたものが断片的に組み合わされ、脳内でストーリー化してゆく(参照)」ので、ストーリーにはあまり意味はないと考えられています。ちなみに「子供はテレビ、絵本、漫画などの外部刺激に夢の内容が左右されやすく、実体験以外の映像や想像などの要素でも、それらが組み合わさり夢になることがある(参照)」そうです。

 そもそも多くの人は、夢を忘れてしまいます。それは、夢には特に意味がないからではないかという考えもあります(参照)。名古屋大学環境医学研究所教授の山中章弘さんたちのグループは脳にあるメラニン凝集ホルモン( melanin-concentrating hormone : MCH)産生神経(MCH神経)がレム睡眠中に記憶を消去していることを2019年9月に明らかにしました。これは、夢と現実を混同するのを防ぐためだと考えられているそうです(参照)。山中さんによると、夢を覚えている人は「起きた直後に夢の断片を何回も自分の脳内で再生して、改めて記憶している(参照)」からで「若干覚えていた夢を、起床直後に脳内で何回も再生することによって固定され、記憶として残る(参照)」と説明しています。夢の内容を気にする方もいますが、それは気になった一部を気にして何度も思い返すからだと考えられます。


2020年3月17日(火)[日田へ(7) 立派な廃校]

 筑前内野駅(参照)を出て、上穂波駅(参照)、桂川駅(参照)に行きました。上穂波は旧筑穂町の商工会館(現飯塚市商工会筑穂支所)の中にあり、桂川駅は建て替え中で保線区事務所みたいなビルに入っていました。まだ余裕があったので、天道駅(参照)に向かいました。案外町中で、近くには古くからの建物も多いです。街歩きをしていたら、犬が駆けてきました。野良犬なんて珍しいと思ったら、飼い主らしき人が綱を持って走ってきました。どうやら逃げたようでした。周囲の人が犬が轢かれないか心配そうに見ていました。優しい人が多いのでしょうか。

 次の飯塚駅(参照)は、国鉄の亜幹線にありそうなコンクリートの立派な駅舎でした。近くの嘉穂劇場(参照)に寄ってあまりにも町中にあるのに驚き、ラスボスの新飯塚駅(参照)に着きました。流石に中心駅。真新しい駅舎です。珍しく駅前広場に灰皿がありました。大学へのスクールバスが発着するからでしょうか。駅前通りにはなぜか警察車両が集まっていました。

 ついでに浦田駅(参照)と鯰田駅(参照)にも行きました。浦田駅は駅舎のない築堤上の駅で、鯰田駅は広い構内に真新しい小さな駅舎が建っている無人駅でした。ここから橋を渡り、幸袋の旧伊藤伝右衛門邸(参照)に行きました。もう閉まってましたが、天神の別邸から移設した長屋門を見ることができました。ここも案外町中で驚きました。最後に遠賀川河川敷(参照)で菜の花を見ました。こちらは案外疎らでしたが、視点を落とすと綺麗です。花の香りも良かったです。

 帰りは国道201号線(参照)を通って帰りました。八木山に登る手前の蓮台寺という所に、廃校らしい立派な校舎がありました。恐らく中学校の跡だと思うのですが、どこにも校名が書いていません。もうしばらく登ると今度は蓮台寺小学校と書かれた廃校がありました。玄関には3月31日付で廃校したと書かれていましたが、いつの3月か分かりません。帰って調べると、どうやら中学校は鎮西中学校(飯塚市大日寺568番地1)という名前だったようです。蓮台寺小学校(飯塚市蓮台寺75番地)、潤野小学校(飯塚市潤野320番地)と共に2019(平成30)年3月31日に廃校になり、飯塚鎮西小学校・飯塚鎮西中学校(飯塚市大日寺141番地)になったようです(参照参照参照)。


2020年3月16日(月)[日田へ(6) GPSを捕まえろ]

 今日は休みだったので、日田彦山線の添田?彦山駅を訪ねてみようと思いました。50ccは通行できないので八木山バイパス(参照)をパスして、国道201号線(参照)を山の中に入っていきます。南蔵院を過ぎた辺りで八木山峠(参照)には向かわず県道435号線(参照)に折れ、登り切ると県道60号線(参照)に出て下って行きました。

 下っている途中に屋根がうねっている奇妙な建物がありました。止まって中を見ると旧内住小学校跡地と書かれた立派な石碑があり、内住保育所という看板も出ていますが廃墟のようです(参照)。正面から見ると木の切り株を模したようなユニークな建物でした。保育所としては室内暗くならないのかとは思いましたが。

 そこからしばらく行くと九郎原駅(参照)です。交換設備はありますが小さな無人駅です。篠栗線は城戸南蔵院前駅(参照)までしか行ってないので残りの3駅も途中でチェックして置こうと思ったのです。ところがJR九州アプリを起動してもまたもや(参照)GPSを掴みません。かれこれ1時間近くの時間と20%程の電池残量を使いましたが捕まらず、先に筑前大分駅(参照)に行きました。鉄筋コンクリートの国鉄っぽい立派な駅舎がありますが、こちらも無人駅です。ここでGPSを掴めたのでまた九郎原駅に戻って無事位置確認をしました。どうやらdocomo仕様のスマートフォンを格安SIMで運用するとGPSを掴むのに時間が掛かる謎仕様がある(参照)そうです。今後は今より容量の大きいモバイルバッテリを導入した上に目的駅手前からGPSを起動させておくとか対策を取らないといけなさそうです。そんなわけで今回は添田まで辿り着けそうもないので、この近くの駅を巡る事にしました。

 とりあえず、筑前内野駅(参照)に向かいました。山小屋風の小さな駅舎です。筑前山家駅(参照)以南は訪問しているので、ここから北上するのです。またGPSを掴めなくなっていたので、旧内野宿(参照)を歩いてみました。子どもがあちこちにいて挨拶をしてくれます。平日の昼間にウロウロしている不審者そのものだと鬱になりそうでしたが、一通り歩いて戻ると無事に位置確認できました。


2020年3月15日(日)[嫌いなものは嫌いですよ]

 朝、新聞を読んでいたら、テレビで鬼太郎(参照)が総理大臣に射殺されてました(参照)。どうやら妖怪と人間が対立して、お互い協力しようよと首相官邸に行ったら「嫌いなもんは嫌いなんだよ!」と撃ち殺されたようです。かなり嫌いなのか執拗に撃ち込んでいました。

 いやまあ、嫌いなものは嫌いですよ。「みんな俺の事知ってるよな?」という態度だけど、自分はその人を知らない場合があります。そういう態度の人を、僕は好きになれないようです。

 某俳優さんを見る度に不快感を感じるのは、福岡では放映されていない番組で有名だったからでしょう。可愛らしい女性の某俳優さんにムカつくのは、以前僕がその人を知らなかった時に出ているCMでそういう感じだったからでしょう。お二人共、いま人気の方なのですが。

 結局は、自分はその人に興味ないのに興味があるだろうと決め付けられているように感じられて不快感を覚えるという事のような気がします。と言うか、芸能人なんて僕に対して興味なんてないでしょうし、なぜ自分がそんな人に興味を持たなければならないのかよく分かりません。


2020年3月14日(土)[PM理論とストレス]

 先日、ERIモデルとJDCモデルを調べた際(参照)に思い出したのが、三隅二不二(MISUMI Jyuji(Jifuji),1924.3.21-2002.5.31)さんのPM理論(PM Theory of Leadership)です。中国のサイトでは大阪大学教授として知られている三隅さんですが、大阪大学に行かれる前は九州大学にいらした先生で、我が古賀市で亡くなった方です(参照)。

 PM理論というのはリーダーシップの機能を職務遂行機能(Performance:P)と集団維持機能(Maintenance:M)の2つの次元で捉えるものです。その上でリーダーシップを4つの型に分類しています。

 1つ目はPとMの両方が強いPM型。2つ目はPが強くMが弱いPm型。3つ目はPが弱くMが強いpM型。最後はPとMの両方が弱いpm型です(参照)。

 努力・報酬不均衡モデル(Effort/Reward Imbalance Model:ERIモデル)の場合、心理的報酬(Esteem:尊重)にはM機能が大きく関わると思います。また仕事の要求度・コントロールモデル(Job Demands Control Model:JDCモデル)の場合、P機能の強さは仕事のコントロール(Control)の低さに繋がる恐れがあります。加えてDCS(Demand-control-support Model)あるいはJDCS(Job Demand-control-support Model)モデルの場合のソーシャルサポート(Social Support)はモロにM機能のように思います。


2020年3月13日(金)[]

 職場を去る仲間の一人は、子どもの頃からの夢であった仕事に就くのだそうです。寂しいですが、喜ばしい事です。

 久し振りに人が多い勤務だったので、様々な情報を得る事が出来ました。総合すると退職する知り合いの全てが新しい職場が決まっていて、「前向き」な退職のようです。しかしそれで済ませて良いのでしょうか。

 「後ろ向き」の退職理由を聴くのは、同じ職場の仲間として辛いものです。それは自分へのマイナスの評価でもあるのですから。

 でもそれを聴いて参考にしなければ、残る人達はいつまでも救われないのではないかと思います。


2020年3月12日(木)[ERIモデルとJDCモデル]

 人事異動の連絡が来ないので、日曜日に職場で聞きました。今年度も多くの仲間が去って行きます。仕事上繋がりがある人が結構辞めるので、正直辛い想いもあります。しかし新しい門出を祝うべきなのでしょう。送別会はありませんが。

 ここ数年、中堅のスタッフがコンスタントに辞めています。何となく、努力・報酬不均衡モデル(Effort/Reward Imbalance Model:ERIモデル)というものが参考になるのではないかと思っています。このモデルはシグリスト(Johannes Siegrist,1943.8.6-)(参照)というスイス生まれのドイツの社会学者が中心になって作られたもので、1996年に始めて提唱された新しいものです。「仕事の遂行のために行われる努力(Effort)に対して、その結果として得られる報酬(Reward)が少ないと感じられた場合に、より大きなストレス反応が発生するという(参照)」ある意味当たり前のモデルなのですが、報酬には経済的な報酬(Money:金銭)だけでなく心理的報酬(Esteem:尊重)やキャリア(Status control:仕事の安定性や昇進)も含まれるのが注意点です(参照)。これらの報酬が努力に見合わないと自分(飽くまでも主観である事に留意して下さい)で思ってしまうと、人はその不均衡を是正しようとするというのがこのモデルです(参照)。

 このモデルに基づいた努力-報酬不均衡モデル調査票の日本語版(参照)も出ており、また、新職業性ストレス簡易調査票(参照)でもこのモデルに基づいた項目が取り入れられているそうです。

 他に仕事の要求度・コントロールモデル(Job Demands Control Model:JDCモデル)も知られています。これは、仕事の量的負荷(多忙さや時間的切迫感)がその中心となった仕事の要求度(Demands)と、仕事上の裁量権や自由度を表す仕事のコントロール(Control)の不均衡に着目したものです。要求度が高くコントロールが低い群は心身のストレス反応リスクが高い高ストレイン群(high strain)だとされています。要求度とコントロールの他に、上司や同僚からのソーシャルサポート(Social Support)を追加したDCS(Demand-control-support Model)あるいはJDCS(Job Demand-control-support Model)と呼ばれるモデルもあります。この場合は要求度が高くコントロールとソーシャルサポートが低い場合がもっとも高ストレインだとされています(参照)。


2020年3月11日(水)[]

 「同等に正しく根本的な複数の価値が存在していて、それらが互いに矛盾し合うことがありうるという考え」を価値多元主義(Value pluralism)あるいは倫理多元主義(Ethical pluralism)または道徳的多元主義(Moral pluralism)と呼ぶそうです(参照)。これは、「経験ないし文化の構成要素やそれに対する物の見方が、その他の複数の要素や見方と相対的関係(is relative to)すなわち依存関係(is dependent on)にあるという考え方」である相対主義(relativism)(参照)に似ていますが、微妙に違うのだそうで違いは僕には分かりません。

 とりあえず、多元主義は「自分と異なる意見・宗教を持っていたり、異なる民族の人々に対して一定の理解を示し、許容する態度」である寛容(toleration)(参照)を支えうる一要素なのではないかと思っています(多元主義でなくても寛容な人はいると思うので)。寛容については、寛容のパラドックス(paradox of tolerance)というものが知られています。これは、「もし社会が無制限に寛容であるならば、その寛容は最終的には不寛容な人々によって奪われるか破壊される」というものです(参照)。

 対人援助をしているのは、多くが寛容な人たちです。他人の世話をする事で快感を得たり、自分の価値を見出したりしている人はそうでしょう。使命感や知的好奇心に燃えている人もそうでしょう。それらの人達は、自らが寛容である事に価値があるのだと思います。

 その一方で、世話をする事で支配欲求を満足させたいという動機の人や、社会的な活動をする事で社会的に認められたいという人もいるような気がします。そういう人達は利用者さんより自分の価値観が優先されますので、寛容である必要がありません。そういった両者がいると、寛容のパラドックスが起こるのだろうと思います。


2020年3月10日(火)[]

 9年程ずっと携帯用カセットコンロ(参照参照参照参照)が欲しいと思っていましたが高い。そこでアルコールストーブってのが安くで作られるよという話(参照参照)を聞きつけましたが、アルコールがありません。

 マスクや除菌グッズから端を発した物不足。その割にはずっと恐れられている満員電車での感染を聞きません。みんな満員電車内での会話等を控えているとか、時差出勤の成果だとか色々あるのでしょう。

 ただ、疑問に思ったのが電車の換気。昔の電車にはベンチレーターという換気装置が付いており、窓も開けられました。今の電車にも空調装置に換気機能が付いていたような気がします。

 調べてみると、鉄道に関する技術上の基準を定める省令(参照)第七十三条に「客室は、次の基準に適合するものでなければならない。」と定められていて、その二に「客室内は、必要な換気をすることができること。」と書かれているそうです。そしてその解釈基準(参照)に自然排気による場合は「客室の窓等の開口部の面積の総和は当該車両の客室の床面積の20分の1以上とすること」とあり、強制換気装置を設ける場合は「通常時 強制換気装置は、1人1時間当たりの換気量を13m3として、それに旅客定員の2倍を乗じて算定した容量以上の能力があること」と書かれていて、主たる電源の供給が断たれた時は「強制換気装置の機能を一定の時間維持できること」か「客室の窓のほか、側引戸等を加えた開口部の面積の総和を、当該車両の客室の床面積の20分の1以上とすること」が求められているようです(参照)。


2020年3月9日(月)[]

 集まって遊んでいる子ども達をたまに見かけます。屋外だから少人数だから学校よりマシという事かも知れませんが、やはり違和感があります。どれもこれも子どももおとなも一斉休校の意味に納得していないからでしょう。

 言葉で人の心を動かす事に、日本の政治家は慣れていません。地縁や血縁や単純接触効果や時には利益でしか人は動かないと思っています。だからこのような時に困るのでしょう。結局それは、僕達有権者の鏡像でもあるのでしょうが。

 2日付の新聞に、「震災関連死、24・6%が障害者」という記事(参照)が出ていました。ネットには出ていませんが、新聞には具体的な事例がいくつか出ていて、震災時に発達障害者等がどのような様子だったのかが書かれていました。僕等のような職場こそ、事業継続計画(Business continuity planning:BCP)や事業継続復旧計画(Business Continuity & Resiliency Planning:BCRP)が必要なのでしょうが、なかなか手が回りません。

 全然関係ありませんが、福岡市はネットに教材等を公開しています(参照)。でもこれって、ネット環境ある家庭の子どもしか使えないですよね。この2週間の過ごし方にも格差があるという事なのでしょうか。


2020年3月8日(日)[大牟田へ(4) 見つからない三川坑]

 三川坑跡地を探しましたが、観光案内所で貰った地図が部分的過ぎておよその場所が分からず苦労しました。しかも詳細でもないし案内板もほとんどないので、一度通り過ぎてしまいました。お陰で長崎税関三池支所跡を見られたので良かったですが。

 どうやら近代化遺産周辺には幟が立っているようだと分かったので、三川坑跡地は見つかりました。立派な門がありますが、公開は土日だけらしいです。近くの三井三池港倶楽部は外からかすかに見えたのでそれで我慢して帰る事にしました。

 仮屋川操車場(参照)を見た後、銀水駅(参照)に行きました。意外でしたが風情ある木造駅舎でした。

 日が暮れかけて来たのと幹線道路から外れているのとで、吉野駅(参照)を探すのには苦労しました。簡素な駅舎の新設駅でした。帰りはとても寒く、東脊振トンネル辺りでは凍えそうでした。大牟田市のJR駅を制覇したと思っていたら新大牟田駅(参照)を忘れていたり、木造の荒尾駅(参照)に行ってなかったりと色々漏れがある旅でした。


2020年3月7日(土)[大牟田へ(3) ボランティアガイドとガイド]

 国道208号線(参照)を南下していくと、大牟田の市街地に入りました。しばらく行くと三井化学専用線(参照)の旭町踏切がありました。以前来た時にここから列車が見えた気がしましたがそんな事はなく、写真を撮って大牟田市役所に行ってみます。なるほど望楼が印象的な立派な建物です。近くの大牟田駅(参照)の観光案内所で観光マップを貰い、三井化学専用線を見に向かいました。

 まずは三池炭鉱宮浦坑跡にできた宮浦石炭記念公園(参照)に行きました。ちょっと高台のこの公園からは、三井化学横にある宮浦駅(参照)が見えるそうです。ここには動力源の石炭ボイラーの排煙用煉瓦製煙突が保存されています(参照)。

 公園に入ると、老婦人が声を掛けてきました。どうやら公園維持か観光案内のボランティアの方らしく、色々説明して下さいました。大牟田の事に詳しいのですが、他の産炭地についてはあまりご存知ないようでした。考えてみればそれも当然の事で、ボランティアガイドの方にはもっと地元の情報を伺うべきでした。

 三井化学専用線はそんなによく見えませんでしたが、ボランティアガイドさんの話を伺って、ちょっと三川坑跡地を見てみようかとそちらに向かいました。途中で三池炭鉱専用線跡地の高架や新栄町の商店街やらを見て三池港に行きました。


2020年3月6日(金)[大牟田へ(2) GPSを捕まえろ]

 県道136号線(参照)を下り終えて国道34号線(参照)に入ります。「中原停車場線」と言いつつ中原駅までは行かないので、ザ・ビッグなるスーパーマーケット(参照)で昼食を買いました。店内は狭い上にそこそこお客さんが多かったですが、誰もが譲り合う穏やかな雰囲気でした。いや佐賀はいい場所だと前回の罵詈讒言を棚に上げて安いおにぎりを買いました。

 中原駅はトーチカ駅舎並みの可愛らしい駅でした。駅前には懐かしの円柱型の郵便ポストがあり、工部省マークのついた長方形のマンホールまでありましたが、駅舎自体は真新しい感じです。駅裏に和蝋燭工場跡の煉瓦の煙突があって風情あります(参照)。とても良い駅なのですがスマートフォンがおかしいのかGPSが入らず、JR九州アプリの位置確認ができません。全国一斉休校中にも関わらず何故か中学生が続々と集まっている駅でスマホを弄っているとまるで不審者です。かなり長くGPSにかまけてしまい前回に引き続きすっかり疲れてしまいました。

 国道34号線に戻り、切通し交差点から県道133号線(参照)に入ります。田んぼの中を走る道路で、途中の集落には古い建物もあったりして気持ちがいいです。城島で県道701号線(参照)に移ると、JA福岡大城 城島支店(参照)の立派な建物がありました。しばらく走って坂本峠以来の国道385号線(参照)に復帰し、大川市、柳川市に至り国道208号線(参照)に入って柳川市から大牟田市に入りました。

 国道209号線(参照)と交わる辺りに渡瀬駅(参照)がありました。木造っぽいのですが新しい感じの駅舎です。とりあえずはまず大牟田市役所と三井化学専用線を見に行くことにして、大牟田市中心部に向かいました。


2020年3月5日(木)[大牟田へ(1) 七曲峠を探して]

 泊まり勤務明けの木曜日に大牟田へ行こうと思いました。大牟田市役所(参照)が取り壊されるかどうか余談を許さない状況(参照)である上に、三井化学専用線(参照)も廃止される(参照)という事なので、見に行ったのです。大牟田市役所を通り過ぎる度に、一度ゆっくり見てみたいものだと思っていました。昔は三井石炭鉱業専用線の旅客列車が子ども向けの図鑑にも載っていて、同県内だしいつか乗って見たいと思っていました。幼い頃に廃止されましたが。

 那珂川市の国道385号線(参照)を登って行くと、五ケ山ダム(参照)の脇にアウトドアショップ(参照)が出来ていました。そこそこお客さんが入っていて意味が分かりません。しかし、その意味はすぐに分かりました。今日は東脊振トンネルではなく旧道の坂本峠でもなく県道136号線(参照)の七曲峠を通ろうと思ったのですが、ダム周回道路から県道が分かれる場所を探し当ててしばらく行くとすぐに未舗装になり、しばらく我慢して行くと真新しい舗装道路になってすぐ道が無くなるという恐ろしさ。こんなハードな環境ならアウトドアショップが要りますわな。

 諦めて坂本峠に向かうと、新道から分かれてしばらく行った所に県境があり、国境石の説明板がありました。この辺りの県境は分水嶺上ではなく佐賀県が多めに取っているのだそうで、どうも昔から争いが絶えなかったようです。筑前側に流れていた水を肥前側に流すようにした蛤水道というものも作られ、筑前側が水不足になった事もあったそうです(参照)。筑前側がその水路を壊そうとするので、肥前側の地元民には帯刀が許されていたとか。佐賀県ヒドイ!

 その県境標識を右に折れると坂本峠ですが、左に折れると七曲峠の下に出るはずです。町道丸山線というその道に入るとすぐ、道端の日向で犬が寝ていました。野良犬のようですがとても満ち足りた表情です。佐賀県はわけの分からない所だと思いつつ走っていると、結構急な下り坂です。坂を降りきるとやはり県道136号線に出ました。試しに少し上に上がると九千部山の林道の補修改良工事をしていて、そのすぐ上から通行禁止になっていました。七曲峠を探すだけでかなり疲れてしまい、そこから少し降りて綺麗なピンクの桜や菜の花が咲いている場所で小休止すると、もう帰ろうかなという気になりました。でも丸山線を原付で登るのはきつそうです。とにかく終点の中原駅に行ってみようと思いました。


2020年3月4日(水)[]

 テレビで冤罪事件の特集番組をやっていて、志布志事件(参照)も出ていました。思い切った番組をするもんです。

 さて、以前に知人が東日本大震災の際に当時の内閣総理大臣の菅直人さん(1946.10.10-)が当時の自由民主党総裁の谷垣禎一さん(1945.3.7-)に大連立を持ちかけたという話を紹介していました。調べてみると確かに菅さんが「当時の谷垣総裁に復興担当大臣として入閣を要請しした(原文ママ)」ものの、谷垣さんは「自民党執行部の強い反対もあって入閣に至ることなく、自民党は震災対応のための内閣法改正への協力も拒否し」た上に「支援策や予算に全て反対し『審議拒否』まで行い。果ては震災から3ヶ月も経っていない6月3日には『内閣不信任決議案』まで提出し」たと書かれていました(参照)。その一方でこれは、自民党のイメージダウンのために民主党関係者が流した嘘だという主張もありました(参照)。

 2011年3月19日の日本経済新聞の報道によれば、それまでに「与野党は大震災後、政治休戦で合意」していて、菅さんから谷垣さんへの電話があったのは19日で、谷垣さんに「副総理・震災復興担当相での入閣を要請し」たとの事。谷垣さんは「要請を即座に拒否するとともに、緊急役員会を招集して自らの方針に了承を得た」上で菅さんに再度入閣しない旨を電話で伝え、その後公明党代表の山口那津男さん(1952.7.12-)に電話で協議内容を説明したとの事(参照)です。菅さんは2011年4月1日の記者会見で「私が谷垣さんに電話を差し上げたことは事実だが、ぜひお会いしてお話をしたいということを申し上げたわけであり、その内容について、私の方からこの間、何をいったかと言うことを申し上げたことはない。」と話した(参照)そうです。

 これに対しては「大連立を持ちかけるなら、副総理とはいえ、谷垣1人のみなどとはおよそ常識外れな話だろう。重要閣僚を含めた半数近くを自民党に差し出すぐらいの覚悟でないと。ましてや『震災復興担当相』とは。民主党は震災対策を自民党に押しつけるつもりなのかとの疑念が生じても不思議ではない(参照)」という感想もあったようで、超党派の議員連盟である創生「日本」も4月14日に、「菅総理から谷垣自民党総裁に対して、震災、復興対策の仕事を引き受けて欲しい旨の話があったとのことであるが、総理大臣こそが取り組むべき仕事を野党に頼むのであれば、むしろ政権そのもを(原文ママ)引き渡すべきである(参照)」と緊急声明を出しています。この団体は2007年12月に結成された真・保守政策研究会が2010年2月5日に改称したもので、2009年11月16日から現在まで、安倍晋三さん(1954.9.21-)が会長をしています(参照)。


2020年3月3日(火)[]

 ああ卒業式が出来ないニュースで泣かないと冷たい人と言われそう♪ですが、出来た事より出来なかった事に人はとらわれるものです。ある意味一番心に残る卒業式は出来なかった卒業式なのではないでしょうか。それがプラスになるかマイナスになるかは、その人のその後によります(参照)。そもそも我々のような非リア充にとっては卒業式ってそんなに良いものだったのでしょうか?

 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議(参照)は、「軽症者が気付かないうちに、感染拡大に重要な役割を果たしてしまっている」として、「全国の十~三十代に対し、人が集まる風通しが悪い場所に行かないよう呼び掛け」たようです(参照)。なぜか福岡市の市民プールは閉鎖空間なのに3月5日(木)?3月20日(金)の臨時休館(参照)と学校より遅い開始ですが。

 未成年の感染者がゼロではないことや無症状の感染者が多い事から、無症状の感染者が感染を広めているのではないかと言われてきました。そういった意味では今回の臨時休校には意味があります。問題はその意味がどの位大きいかだと思います。「高齢者は歩かない」問題(参照)に関しても、重症化リスクの高い人への対策を重視するか無自覚の感染拡大阻止を重視するかの違いに過ぎないのでしょう。お互いに本質的な議論をしてもらいたいと思います。

 あと、参考資料を見つけました(参照)。


2020年3月2日(月)[]

 夜勤に行く途中にドラッグストアに寄ると、空っぽのマスク売り場にデカデカとガーゼマスクの作り方が掲示されていました。この店は、紙製品の次回入荷もきちんと書いています。

 マスクの有効性や、入荷予定日にパニックになったり入荷しなかったりする可能性等問題があるかもしれません。しかし、情報公開の必要性を考えさせられました。

 今回のSARS-CoV-2(Severe acute respiratory syndrome coronavirus 2)によるCOVID-19(Coronavirus disease 2019)に関して色々な専門家が出てきますが、心理学関係の人があまり出てきていない気がします。確かに感染症は防がないと行けないのでしょうが、そろそろ何か対応しないとまずい気がします。

 内閣総理大臣が記者会見しましたが、パニックの沈静化という観点ではあまり効果がなかったように思います。既に情報の力が失われつつあります。このドラッグストアのように実現可能性の高い具体的な目標を公開して、実現していく事しかないような気がします。


2020年3月1日(日)[言葉よりも共感]

 今日は仕事でスーパーマーケットに行きました。先々週までに品薄になっていたマスクや除菌用品を始め、先週からのトイレットペーパー、ティッシュペーパーやペーパータオル、オムツや女性用ナプキンもほとんど無くなっていて、カップラーメンや米やレトルト食品も品薄になりつつある感じです。

 テレビやSNS(Social Network Service)の有識者達は、デマを信じている情報弱者や転売のために買い占めている守銭奴が原因だと思っているようです。そして、トイレットペーパーの在庫はあるとかマスクとトイレットペーパーの原材料は違うとかいう「正しい」情報を流したり、転売している人を責めたりしています。しかし、買い溜めしている人の多くは不安によっていつもより多めにストックしている人々なのだと思います。

 僕達は既に、何週間も空っぽなマスクの棚を見てきています。官房長官の言葉が虚しかったのも知っています。根も葉もないデマが原因でも品薄になる事例も、(シンガポールや東日本やオイルショック等の)知識や経験で知っています。デマに騙されたと言うより、デマに騙された人の影響を受けないための自衛なのです。何かを信じたと言うよりも何も信じられないという不安なのです。恐らく何を言われても、その不安は解消されないでしょう。空っぽの棚は目の前の現実なのですから、言葉では消せません。

 そしてその不安は、買い溜めした人を馬鹿にしたり責めたりする人にも共通するものなのだと思います。買い溜めをするか責めるかという違いはありますが、どちらも同じ感情の表れなのです。今必要なのは買い溜めでも攻撃でもなく、共感なのではないかと思います。と、政治家が言うべきだ(^_^;)


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