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チラシの裏 2019年6月


2019年6月30日(日)[睡眠(2)~ノンレム睡眠]

 レム睡眠(Rapid eye movement sleep)と違って急速眼球運動(Rapid Eye Movement:REM)を伴わない睡眠を、ノンレム睡眠(Non-rapid eye movement sleep,Non-REM sleep)または徐波睡眠(Slow-wave sleep)と呼んでいます(参照)。なぜ、Slow-waveなのかというと、1~4Hz(hertz)のデルタ波(δ波)と呼ばれる低周波、高振幅の脳波(Electroencephalogram:EEG)が(参照)高頻度で観測される(参照)からです。ちなみにレム睡眠時の脳波は4~7Hzのシータ波(θ波)が優勢で覚醒時と同様の振幅を示す(参照)そうです。1Hzは「1秒間に1回の周波数・振動数」と定義されていて(参照)、周波数が低い順にデルタ波(δ波・1~3Hz)、シータ波(θ波・4~7Hz)、アルファ波(α波・8~13Hz)、ベータ波(β波・14Hz~)があります(参照)。

 ノンレム睡眠にはステージ1(N1)からステージ4(N4)までの4段階があり、N4が最も深いレベルの睡眠になります。睡眠時間の50~60%はN1~N2睡眠が占めているそうです。

 ノンレム睡眠はいわゆるぐっすり寝ている状態です。一般的に「脳の眠り」と言われています。多少の物音がしたり、軽くゆさぶられても目が覚めることはありません。脳が覚醒していないため記憶されないので、この間に夢をみていたかどうかは 確認が難しいようです。ノンレム睡眠中に起こされた場合、大脳が休止状態から活動を開始するまでに時間が必要なため、しばらくは自覚的に活動を開始できないようです。いわゆる寝惚けている状態です。

 その一方で、ノンレム睡眠中も筋肉の活動は休止していません。ただ、体温は少し低くなり、呼吸や脈拍は非常に穏かになってきて血圧も下がるそうです(参照)。


2019年6月29日(土)[auでdocomoのバッテリーを買う]

 昨日、ポケットに入れたスマホが熱くなっていました。何も操作してないのに、発熱しています。電源を切ると治まりましたが、再度電源を入れるとまた異常が。今度は電力消費が激しく、みるみるうちに電池残量が無くなっていきました。

 現在使っているスマホは、Sony MobileのXperia AX SO-01Eという機種。単にSO-01Eと思ってたら、案外長い名前なんですね。それはともかく、この機種を選んだ理由の一つがバッテリー交換出来る事。NTT docomoの扱っている電池の型番は、SO08。残念な事に販売終了しているようですが、4,190円で売っていた(参照)ようです。

 しかし、この機種はXperia Vというグローバルモデルの日本国内仕様版(参照)。世界のどこかに売られているバッテリーがあるはずです。一番手軽なのが、auのXperia VL SOL21用として売られている(参照)、BA800というバッテリーを手に入れる事。2,910円で福岡でも売っているようです(参照)。

 さすがにauショップに買いに行くのは気が引けたので、家電量販店に行きました。スマホの販売ページを見せてこれを下さいとお願いすると、店員さん(au系のヘルパーさんのようでした)はやや苦笑しながら在庫を出してくれました。


2019年6月28日(金)[睡眠(1)~レム睡眠]

 泊まりの仕事が増えるので、睡眠について調べます。まずは、レム睡眠(Rapid eye movement sleep)について。レム睡眠とは、急速眼球運動(Rapid Eye Movement:REM)を伴う睡眠の事で、急速眼球運動睡眠とも呼ばれているそうです。1953年にシカゴ大学のユージン・アセリンスキー(Eugene Aserinsky,1921.5.6-1998.7.22)と、その師匠のナサニエル・クレイトマン(Nathaniel Kleitman,1895.4.26-1999.8.13)の研究によって明らかになりました。

 これは、身体は寝てるのに脳は起きている状態です。視床での情報伝達が遮断され、脊髄のレベルで筋肉への情報伝達が遮断されているため、骨格筋が弛緩して休息状態になり、運動機能が制止しているとの事です。一方で、大脳皮質は覚醒時よりもむしろ強く活動しているそうです。ただ、眼球だけは急速に運動しているため、急速眼球運動睡眠というわけです。

 外見的には寝ているのに脳は覚醒状態にあるため、逆説睡眠とも呼ばれるそうです。その脳の強い活動の反映として、レム睡眠中は夢を見るとされています。レム睡眠は鳥類と哺乳類に特有らしいので、羊は夢を見るのかもしれませんが、電気羊は分かりません。

 ヒトの場合、新生児期は睡眠時間のおよそ半分をレム睡眠が占めるそうです。小児期で20%に減少し、大人では睡眠時間の約20~25%に当たるそうですが、加齢に従って徐々に減少すると書かれていて、意味が分かりません(参照)。


2019年6月27日(木)[陰口表口]

 利用者さんの引き継ぎは口頭で行わないように昔は指示されていました。告げ口された嫌な思い出が多いからでしょうか。自分について話されていると察知すると不安定になる方がいたからです。なんだか陰口のようですが、表口(?)よりはマシです。

 普通、文書にしろという指示は、聞き違いや記憶違い等の間違いを防止するためでしょう。まあ、文書にしたからといって、誤解や改竄等を無くすのは難しいのでしょうけど。

 近年、文書であっても信じられない事例が幾つか話題になっていました。また、例え文書が正しくても、それが虚偽だと押し通す事例もありましたね。

 そんな中、2018年1月に発表されたFakeAppというソフトウェアが話題になりました。これは、映像の人物を他の人物に置き換えた映像を作る物です。このような物をディープフェイク(DeepFake)と呼んでいるようで、世界的に問題になっているようです(参照)。で、今度は人物の写真を裸にした画像を作るDeepNudeというソフトウェアも出たようです。Windows版とLinux版があるようです(参照)。FakeAppの時にも思いましたが、偽画像を作られるよりも本物画像を信じられなくなる方が危険だなと思いました。ちなみに現在はダウンロードできないようです(参照)。


2019年6月26日(水)[無理するために無理しない]

 僕はあまり利用者さんに他害されたことがありません。

 学生時代の実習で学んだ、相手に心理的な負担をかけない方法をうろ覚えながら実践しているのも一因ではないかと思っています。

 今日無理な事も、明日は無理でなくなるかもしれません。逆に、今日できたことが明日は無理になってしまうかもしれません。

 今日無理でない事を今日やる。その積み重ねが大切だと感じています。


2019年6月25日(火)[分断]

 那珂川市山田にある岩門城跡のある山に行きました。裂田溝という古い用水路を見た後に山手に向かい、高津神社という神社へ。石段がきつかったですが、道中なかなか楽しかったです。

 昨日参議院で内閣総理大臣に対する問責決議案が否決されたそうです。その際自由民主党の三原じゅん子参議院議員が行った反対討論がテレビニュースに流れていました。女優出身者らしい迫力でとても興味深かったです(動画)。

 ニュースから「まさに、悪夢だったのであります!政権交代から6年あまり、民主党政権時代の負の遺産の尻拭いをしてきた安倍総理に感謝こそすれ、問責決議案を提出するなど、まったくの常識外れ、愚か者の所業との誹りは免れません。野党の皆さん、もう一度、あらためて申し上げます。恥を知りなさい!(参照)」という映像がいきなり流れて爆笑してしまいました。

 立憲民主党のインパクトない誰かもインパクトない事をしゃべっていました。かなり対極的でしたが、どちらも自らの支持層のために喋っている感じでした。党派性を超える言葉を政治家が持っていないのは怖い事だと思いました。


2019年6月24日(月)[累進逆進]

 勉強しようと仕事が終わってマクドナルドに行ったら、24時間営業だけど店内は1時まででした。まあそれ以上勉強しても翌日起きられないのでちょうどいいと言えばいいのですが。

 飲食店を出る際、僕は「ごちそうさまでした。」と言うようにしています。お店の方は「ありがとうございました。」と言ってるわけですから、こちらも謝意を表すのが礼儀だからです。僕はお金を払い、お店の方は商品やサービスを提供しています。そこではお互いが対等であるべきです。

 しかし中には、お金を払う方が優位であると考えている人もいます。例えば、お店でやたら威張る人もそうでしょうし、お触り禁止の飲み屋さんで触りまくる元同僚もそうでしょうし、従業員にサービス残業させるのは当然だと思う経営者もそうでしょうし、誰が生活費出してると思ってるんだと虐待を正当化する保護者もそうでしょうし「そもそも自分の社会保障を自分で負担できているのは年収900万以上の人(参照)」もそうでしょう。

 公共サービスを担っている僕らのようなワーキングプア達は、労働が税金のようなものです。むしろ、僕らが税金を納められなければ納められないほど、国家財政に貢献していると言えます。それ以前に、高収入の人々は低収入の人々がいるからこそ高収入を得られているわけです。だからこそ、税の機能として所得の再分配が位置付けられ、逆進的な税制が批判されているのだと思います。


2019年6月23日(日)[変わり者にモテる女子]

 土日とか祝日とか深夜とかあまり他人が働いていない時に働くと、何だか疲れます。そういう時間は強制的に割増賃金になるようにして頂きたいものです。そもそも毎日深夜で働くより、シフトでたまに深夜に入る方が統計的に不健康なはずなのに、年二回健康診断義務付けは前者だけですからね。よほど僕らに早死にして欲しいようです。お前らが早く死ね。

 と、一気に毒づいた所で、昨日の関連。

 何だかんだ言って僕らのような変わり者は、からかう女子位しか相手にしてくれません。他の女子は相手にしてくれないから、ついついからかってくれる女子に好意を持ってしまうというのは有りうるのかなと幾つかの事例で思った事があります。

 往々にして、変わり者は自分の好意を相手に投影して、両想いだと勘違いしてしまったり。そういう、(望んでないのに)変わり者にモテる女子って結構いそうな気がします。僕のからかわれ経験を文章化する際は、その辺も考察してみたいと寝惚けながら考えている所です。


2019年6月22日(土)[からかい=いじり=いじめ]

 一昨日の寝違えがようやく治りかけてきました。お陰さまで問題集を少し進めることができました。現代医学はすごい。

 以前書いた気がしますが、同級生女子にからかわれる男子中学生の漫画があるようですね。福岡でもアニメが放送されていると先日知りました。

 元からかわれ男子としては、そんなに共感を得る立場だったのかと心強く思っていました。

 しかし、よくよく考えてみると、漫画のように好意を持たれてからかわれるというのは結構夢物語です。本来は僕のようにからかわれやすい体質で遊ばれているパターンが多いのではないかしら。言わばいじりであり、軽いいじめです。そんなにいい話ではないよと声を大にして言いたいと思います。


2019年6月21日(金)[環軸関節回旋位固定]

 昨日の寝違が治りません。何をやっても改善しないので、医師に頼ることにしました。その結果、環軸関節回旋位固定(atlantoaxial rotatory fixation : AARF)というものらしいと分かりました。

 これは、首の骨である頸椎(cervical spine)(参照)の一番上の骨(第一頸椎・C1・環椎・Atlas)(参照)と上から二番目の骨(第二頸椎・C2・軸椎・Axis)(参照)の間(環軸関節)がずれている(参照)。具体的には環椎の真ん中にあるべき軸椎の突起が左にずれているとのことでした。

 うへえそれは首の骨をぐきぐきやられるのかと思ったら、鎮痛剤出しときましょうとの事。鎮痛剤でいいんですかと聞くと、そもそも骨を支えている筋肉の炎症でずれているので、鎮痛剤で炎症を鎮めていくらしいです。なるほど鎮痛消炎剤とか言いますもんね。

 ネットで調べると、環軸関節回旋位固定は子どもに起こるような感じで書かれています。しかしよく調べると、大人でも起こると書いているページもありました。大人は原因が定かではない場合も多いそうです。その先生も痛み止めの内服をさせているようで、その上で安静にしていれば治る(参照)ようです。


2019年6月20日(木)[首が痛い]

 泊まり仕事でソファに寝転び30分ほどうとうとしてると、起こされました。それから、ソファに座って過ごし、寝ていません。でもなぜか寝違えたようです。

 あるスーパー銭湯に人工温泉があって、前回効いたので行ってみました。すると、人工温泉は修理中。せめて、入湯料払う前に書いてて欲しかったです。しかもさらに痛くなった気がします。

 らちが明かないので家電量販店に行き、マッサージチェアに座りました。ところが座っても改善しないどころか、またさらに悪くなった感じもします。

 仕方ないので塗るタイプの肩こり薬を買って塗って寝ています。


2019年6月19日(水)[今日の出来事]

 今日は福岡空襲の日。当時の福岡市の中心市街地がほぼ焼き尽くされた悲惨な出来事です。しかし、全国的に見るとそれほど規模は大きくなく、米軍の計画達成率や戦前と戦後との人口比較を見ても、比較的被害が少なかったと言えるのは既に見ました。まあ、公式にそんな事書けませんが。

 リサイクルショップに、タブレット用のキーボードが売っていましたが、キー配列が汎用っぽかったです。これは先日購入した(参照)ARROWS Tab Q506/ME(参照)に使えたりしないかと調べてみました。どうやら純正のキーボードはあるらしく、14,796円するらしいです(参照)。色々あるので、どうやら汎用性はなさそうです。まあそうだろうな。ちなみに2,160円のキャリングケースを使うには、この純正キーボードが必要(参照)だそうです。

 ACアダプタがいくつかあれば楽になるなと思ってたら、ACアダプタは売っておらず、ACアダプタとセットの拡張クレードルが25,444円でした(参照)。高い。

 あと、カバーのゴムが劣化したらどうなるんだろうと調べてみましたが、なかなか見つかりません。なにせ、ストラップが5,400円(参照)もします。どうやら5,400円位するようです(参照)。Amazonには純正ではないものがあるようなので、こういうのを探すのがいいんでしょうね(参照)。劣化したら。


2019年6月18日(火)[汗疱]

 先週末から前腕から手にかけて水疱が出ているので昨日病院に行ったら汗疱というもので、汗がたまっているそうな。

 今日は仕事で福岡の難読地名を調べました(参照)。


2019年6月17日(月)[全国チェーンの保育園]

 滋賀県で散歩中の保育園児に車が突っ込む事故がありましたが、多少違和感のある保育園でした。滋賀県の保育園なのに、社会福祉法人の本部は和歌山県。僕の通った幼稚園も、兵庫県に本部があって高知や徳島にも幼稚園を設置してたようですが、多分レアケースですよね。

 調べてみると、理事長は1971年和歌山市生まれ。高校を卒業後、米国に留学し、各国放浪をしたという経歴の持ち主のようです。1996年に帰国して約1年間のフリーター生活を経て2000年に和歌山に帰り、ホームヘルパーの資格を取って、実家の部屋で訪問介護の仕事を起業したそうです。ヘルパーさんのための託児所を母体に株式会社として民間保育園を作った後、社会福祉法人を設立したそうです(参照)。社会福祉法人檸檬会は2007(平成19)年2月に設立。和歌山県に本部があり、2018(平成30)年4月1日現在、他に大阪府、京都府、滋賀県、愛知県、東京都、埼玉県、神奈川県、沖縄県に保育園を設置しているようです(参照参照参照)。保育園が不足している三大都市圏と、自然増している沖縄という事でしょうか。ともあれ設立10年強でこの規模は凄いと思います。

 2018(平成30)年4月1日現在の理事は7名で、理事長と常務執行理事とは親族等の関係にあり、理事のうち6名が法人内部の役職者です(参照参照参照)。理事が7名なので、親族等の特殊の関係のある者は1名までです。また、社会福祉事業についての学識経験者または地域の福祉関係者が含まれていなければならないので、内部の人は6名までです(参照)。両方ともギリギリですが、だからこそこのようにスピーディーな事業展開ができているのかもしれません。

 しかし、これだけスピーディーだと、人手不足が心配です。どうやら派遣会社等を使っているようですね(参照)。


2019年6月16日(日)[ITPA言語学習能力診断検査]

 今日はITPA言語学習能力診断検査(Illinois Test of Psycholinguistic Abilities)については調べてみます。この検査は、カーク(Samuel Alexander Kirk,1904-1996)らが作成したそうで、他にマッカーシー(James J. McCarthy,?-?)、カーク(Winifred D. Kirk,?-?)等も加わっていたようです。S.A.カークは特別支援教育を専門とした心理学者だったようで、1963年に学習障害(Learning Disabilities:LD)の概念を提唱した事で知られています。彼は特別支援教育を通常の教育では能力を発揮できない子どもに対するものとして考えていたようで、いわゆる天才児教育等も含んでいたそうです(参照)。

 さてそのITPAですが、対象は3歳0ヶ月~9歳11ヶ月。言語能力のうち伝達と理解の能力を測定するもので、個人内差を測定するのが特徴とされているようです。学習障害や知的障害の診断に使われ、他の検査とバッテリーを組むのが望ましいとされています。

 10の下位検査(言葉の理解、絵の理解、言葉の類推、絵の類推、言葉の表現、動作の表現、文の構成、絵探し、数の記憶、かたちの記憶)があり、下位検査が2つ(数の記憶、かたちの記憶)の簡略版もあるそうです。検査結果をもとにトレーニングを行えるのが特徴らしいです。

 しかしこの検査は、2012年3月31日に絶版になり、販売終了しています。記録用紙は2022年3月31日まで販売しています(参照)が、今後使用するのは難しいと思われます。


2019年6月15日(土)[感情はどこで生まれるのか]

 感情がどこで生まれるのかは、心理学が生まれた頃からの課題でした。まだ、心理学が哲学から完全に分かれていない1875年に、アメリカで初めて心理学の実験所を設立したジェームス(William James,1842.1.11-1910.8.26)は、1884年に「情動とは原因的場面の知覚にすぐ続いて起こる内臓と筋肉の変化を体験することであると主張(参照)」しました。外部からの刺激により身体反応が起こったのを大脳が知覚して情動が生起されるという説で、末梢起源説と呼ばれています。いわゆる泣くから悲しいという説です。同じ頃、1885年にデンマークの生理学者ランゲ(Carl Georg Lange,1834.12.4-1900.5.29)も「脈管における変化を体験するのが情動である(参照)」と主張しました。それらのことから、末梢起源説をジェームス=ランゲ説(The James-Lange theory)とも呼んでいます。

 それに対して、情動は脳神経系から来るとしたのが、中枢起源説(the thalamic theory of emotion)です。これは、恒常性(homeostasis)の提唱者であるキャノン(Walter Bradford Cannon,1871.10.19-1945.10.1)が1927年に発表したものをバード(Philip Bard,1898-1977)が修正したもので(参照)、そのためキャノン=バード説(The Cannon-Bard theory)と呼ばれます。具体的には、外部からの刺激は感覚受容器から視床を経由して大脳皮質へ送られ処理した情報が視床に伝えられ、視床の興奮が大脳に伝達され、情動と身体反応が起こるというものです。

 最後に二要因説(the two-factor theory of emotion)です。これは、1962年にシャクター(Stanley Schachter,1922.4.15-1997.6.7)とシンガー(Jerome Everett Singer,1934-2010)が唱えたものらしいです。具体的には、外界からの刺激による生理的覚醒状態と、その状態に対する認知的評価の2つの要因により情動が生起されるというものです。

 なんだか疲れているのか、前腕から手にかけて水疱ができていて、痒いです。


2019年6月14日(金)[長期的目標]

 一時的に解決させて逃げるのが、賢いやり方です。

 問題は繰り返されますが、対処するのは他人なので問題ありません。いっぱしの専門家を気取って、安全圏から的外れの助言をしていればいいのです。

 根本的な解決を図ろうとすると、苦労は続きます。しかし、その苦労は永遠ではありません。それを知る僕達が、それを示していかなければ。永遠だと思い込んだ人が何を言おうとも、成果で示せる事を信じないといけません。

 と、眼鏡を壊されてムカつきながら思いました。


2019年6月13日(木)[認知症検査(2)]

 認知症の検査をあと4つ調べておこうと思います。まずは、MSQ(Mental Status Questionnaire)。カーン(Robert L. Kahn,1918.3.28-2019.1.6)らが開発したもので、認知症の重症度を判定する検査らしいです。前半は急性の認知症の程度を見る見当識の問いで5問。後半は慢性の認知症の程度を見る一般的知識の問いで5問。失敗2問以下で異常なしと判定し、3~8問失敗で中等度、9~10問失敗で重度と判定するようです。

 次にN式精神機能検査(Nishimura Dementia Scale)。西村健(NISHIMURA Tuyoshi,1931.8.30-2009.5.29)が開発したようです(参照)。認知症の重症度を判定するらしいですが、これもスクリーニング検査らしいです。見当識や計算の他に空間認知や運動構成など知的機能を幅広く見るらしく、全12項目で満点100点を5段階評価するらしいです。なぜか法律事務所が公開してくれていました(参照)。

 次に、N式老年用精神状態尺度(NMスケール)。こちらも西村氏が作ったもののようです。検査者が観察によって様々な行動を評価する事で、認知症の重症度を判定するようです。家事・身辺整理、関心・意欲・交流、会話、記銘・記憶、見当識の5項目からなっていて、それぞれ7段階で評価できるようです(参照)。

 最後にADAS(Alzheimer's Disease Assessment Scale)。Advanced Driver Assistance System(先進運転支援システム)ではありません。1983年にモース(R. C. Mohs,?-?)らによって開発されたようで、アルツハイマー型認知症の状態を評価 単語再生、口頭する検査らしいです。言語能力、言語の聴覚的理解、自発話における喚語困難、口頭命令に従う、手指および物品呼称、構成行為、観念運動、見当識、単語再認、テスト教示の再生能力の11項目で0~70点の点数化をし、高いほど重症と判定するようです。


2019年6月12日(水)[認知症検査(1)]

 認知症検査について調べてみました。認知症検査として新聞等でも見た事のある長谷川式認知症スケール(Hasegawa's Dementia Scale-Revised:HDS-R)は、日本で最も使われる認知症検査の一つらしいです。この検査は、長谷川和夫(HASEGAWA Kazuo,1929.2.5-)が1974年に長谷川式簡易知能評価スケールとして発表し、2004年に改称したものです。認知症のスクリーニングとして用いられる場合の所要時間は、約10~15分です(参照)。

 20点以下だと認知症の可能性が高いと判断されるそうです。認知症が確定している場合、20点以上で軽度、11~19点の場合は中等度、10点以下で高度と判定するそうです。また、どの項目で失点したかによってどのような認知機能の障害があるか判定できるとも言われているようです。ちなみに項目は、自己の見当識、時間に関する見当識、場所に関する見当識、作業記憶、計算、近時記憶、非言語性記銘、前頭葉機能だそうです(参照)。ちなみに無料でも配布されているようです(参照)。

 長谷川式認知症スケールと同様に日本で広く使われていると言われているのが、ミニメンタルステート検査(Mini Mental State Examination:MMSE)です。マーシャル・フォルスタイン(Marshal F. Folstein,?-?)とスーザン・フォルスタイン(Susan E. Folstein, ?-?)の夫妻とマクヒュー(Paul R. McHugh,?-?)、ファンジャン(Gary Fanjiang,?-?)らが1975年に開発したそうです。見当識、記憶力、計算力、言語的能力、図形的能力などをカバーした、日時(5点)、現在地(5点)、記憶(3点)、7シリーズ(5点)、想起(3点)、呼称(2点)、読字(1点)、言語理解(3点)、文章理解(1点)、文章構成(1点)、図形把握(1点)の11問30点満点だそうです。24点以上で正常、10点未満で高度な知能低下、20点未満で中等度の知能低下と判定するそうです(参照)。18~85歳が適用年齢で、長谷川式と同様に所要時間は10~15分と短いようです。診療報酬区分はD285-1で、点数は80点(参照)だそうですが、普通に配布されているようです(参照)。

 認知症のスクリーニング検査には、国立精研式認知症スクリーニングテスト他に等があるそうです。こちらは全16問で20点満点。16点以上で正常と判定され、11~15点は境界域、10点以下だと問題ありと判定されるそうです。


2019年6月11日(火)[ここでWindows Updateしないで]

 先日購入した(参照)ARROWS Tab Q506/ME(参照)ですが、快適に使っています。

 しかし、なぜかテザリング元のスマホから、データ通信量の警告が出ました。どうやらWindows Updateが気付かないうちに動いて大量にダウンロードしていたようです。以前は、「ダウンロードしますか?」と聞くように設定できたのですが、Windows10ではできないようです。Windows Updateの設定を見ると、「従量制課金接続では、更新プログラムはダウンロードされません」とありますが、Windows側からすればただのWi-Fi接続なので従量制だとは思えないのでしょう。何とかしてテザリング接続を従量制だと思ってもらわなければいけません。

 まず従量制だと思ってもらいたい接続をしてから「スタートボタン」を押し、「設定」を選択すると、設定画面が現れます。画面から「ネットワークとインターネット」を選んでクリックして、左端のメニューから「Wi-Fi」をクリックし、接続可能なWi-Fiの一覧の下にある「詳細オプション」をクリックします。「従量制課金接続」という見出しにある「従量制課金接続として設定する」項目のスイッチを「オン」にすればいいようです(参照)。

 ちなみに、従量制接続でもデバイスドライバを自動的にダウンロードしたい場合は、同じく「設定」から「デバイス」を選び、「プリンタとスキャナ」で「従量制課金接続でのダウンロード」項目にあるスイッチを「オン」にするようです(参照)。

【2019年6月10日追記】

 今日、チラシを配っている方(この団体このイベントの関係らしい)が道に迷っていたので一緒に探していると、お菓子を貰いました(^_^;)

【2019年6月11日追記】

 Windows10のバージョンが1809になったのですが、なぜか内蔵のmicroSDリーダに差したmicroSDカードを認識しなくなりました。どうやらよくある事のようです(参照)。しかもUSB接続のカードリーダを使っても認識しません。検索すると、スタートメニュから「FUJITSU-ドライバーズディスク検索」を選び、「I/O接続親和性向上ツール」の中から「SetSDCard.exe」を実行して再起動すると直りました(参照参照)。ただ、USB接続だと相変わらず認識してませんでした。なんでだ?(参照)

【2019年6月14日追記】

 なぜか、Bluetoothもおかしくなっています。Bluetoothマウスやキーボードをしばらく使っていると突然接続が切れます。本体のBluetoothを一旦切って再度入れれば接続されるのですが。


2019年6月10日(月)[DSのソフトをパソコンでダウンロードできるのか?]

 相変わらず不調なので、久々に調査報告を。

 ニンテンドー3DSのとびだせ どうぶつの森をリサイクルショップで購入しました。現在このゲームはアップデートされてとびだせ どうぶつの森 amiibo+になっているようです。旧作を持っていれば無料でアップデートできるそうですが、Wi-Fi環境ではないので3DSでアップデートできない場合どうするのだろうと疑問が湧きました。

 「更新データは、本体に差し込まれたSDカード/microSDカードに保存されます(参照)」とあるので、パソコンやスマホでダウンロードしたのをSDカードの特定の場所に保存する裏技があってもおかしくないような気がします。Windows3.1(参照)やDOS(参照)をダウンロードしてる人もいるみたいですし(適法なのかは知りませんが)。

 そこで、ダウンロードページのQRコードのアドレス(参照)を、ネット上にあるQRコード解析サイト(参照)で解析してもらいました。すると、QRコードが示していたのはESHOP://50010000013499.J00101Z00348という文字列。eshopという独自プロトコルを使っているのでしょうか。これではDS以外でアクセスするのは難しそうです。

 ちなみにSDカード自体はパソコンを使ってコピーできるようなので、既にアップデートしている人のカードを借りればコピー自体はできそうです。どれがアップデートファイルなのか分かればですが。ちなみに32GBまで使えるようです(参照)。


2019年6月9日(日)[自己中心的な自己中心的言語の話]

 以前、ピアジェ(Jean Piaget, 1896.8.9-1980.9.16)とヴィゴツキー(Lev Semenovich Vygotsky,1896.11.17-1934.6.11)の違いを調べました(参照)。特に、外言と内言の関係について触れてなかった事がありました。それは、乳幼児期から6、7歳頃までよく見られる自己中心的言語について。

 自己中心的言語というのは要するに独り言で、ピアジェはそれを、内言から外言への移行期と捉え、社会性が発達すればなくなると考えました。一方でヴィゴツキーは外言が内言へと発達していく過程であると捉えました。現在ではヴィゴツキーの説が正しいとされています。

 さてこれから僕の自己中心的な話になります。利用者さんの中で、遅れてきたエコラリア(Echolalia・反響言語)らしき独り言を言っている人がいます。僕も独り言が結構出ます。どうも、疲れている時に出やすい感じがします。疲れているため、内言を心の中に押し止める事が出来ず溢れ出すイメージです。発達段階もあるのでしょうが、それに相当する力は案外可変的な感じがします。個人的意見ですが。

 あと、自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder: ASD)の方の中に、言葉を使わない方がいらっしゃいます。その中にこちらの言っている事はすべて分かっていそうな表情をする方もいます。ただの投影かもしれませんが(参照)、中には文字盤を指して会話ができるようになった方もいて、あながち考え過ぎばかりとは言えないようです。幼い頃は喋っていたけど、今は喋らなくなったという方もいますし、案外外言がないのに内言はある方がいたりするのかもしれません。


2019年6月8日(土)[強化と弱化]

 まずは軽いものから調べます。(主に行動主義の)学習理論では、正の強化とか負の強化とか正の弱化とか負の弱化とかややこしい用語を使います。正の強化とは、普通に強化子を用いて行動頻度を高める事です。負の強化とは、嫌悪刺激の除去により行動頻度を高める事です。正の弱化とは、嫌悪刺激により行動頻度を減少させる事です。負の弱化(オミッション訓練)とは、強化子の除去により行動頻度を減少させる事です。つまり、強化とは行動頻度を高める事を指し、弱化とは行動頻度を減少させる事を指します。そして、正は刺激を与える事を指し、負は刺激の除去を指すという関係です。

 この強化については、部分強化の方が連続強化よりも消去抵抗が強いというハンフリーズ効果(強化矛盾)や、同様の場合効果が高まるとした間歇強化(間欠強化)が言われています。

 また、自発的に行っていた(内発的に動機付けられた)行為に報酬を与えることで意欲が低下するというアンダーマイニング効果(undermining effect・抑制効果)も知られています。ちなみに誉めるという行為は内発的動機が高まるとされているようで、このように外的な報酬によって内発的動機が高まる事をエンハンシング効果(enhancing effect)と呼んでいます(参照)。

 ちなみに、報酬をなくすとどうなるかについては諸説あるとされているようで、多分試験には出ません。一般的に外発的動機付けは一時的で持続性がないとされていますが、「介入終了後の行動の自発確率が介入前より低下してしまうという結果が得られた研究は非常に少なく、多くの研究では、介入終了後の行動の自発確率は介入前の水準に戻るか、もしくは長期間にわたって介入前より高い水準で維持されるという結果が得られてい(参照)」るとの意見もありました。


2019年6月7日(金)[ARROWS Tab Q506/ME]

 僕はPloyerのmomo7wというタブレットを使っています。Windows8.1だったものをWindows10にアップデートしていますが、色々非力です。CPUはintel ATOM Z3735G Quad Core 1.3GHzというものらしいのですが、問題はメモリと画面。まずRAM(作業記憶)が1GBで、ROM(長期記憶)が16GB。ROMの空き容量がなくてWindowsのアップデートができてませんので何だか不安です。画面は7インチのIPS液晶というものらしく1080x1920のものを1280x768に見せかけているとの事ですが、何だか狭いです。

 Bluetoothでキーボードとマウスを揃えたので、無駄にしたくありません。そこで、安くてマシなWindowsタブレットがないか探していました。そんな中先日、大阪の中古携帯・パソコンショップが福岡に進出(参照)するという広告の中に安いタブレットを見つけました。

 広告によると、富士通のARROWS Tab Q506/ME(参照)なるものが、8000円弱で売っています。ARROWS Tab Q506/MEというのは、ARROWS Tab WQ2/Xというものの学校向けモデルのようです。本来は防水タブレットらしいのですが、防水キャップがない中古を安く売るらしいです(参照)。小学生の使うタブレットをオッサンが愛用するのも倒錯してますが、背に腹は替えられません。

 今日は以前抑鬱状態になった時一番辛かった事を思い出してしまい、涙がこぼれてきました。最近色々あって疲れているようです。明日辺りからは勉強できたらいいな。

【2019年6月14日追記】

 この後あった色々な初期トラブル(主にWindows updateの仕業)についてはこちらに書いています。ARROWS Tab Q506/MEについては、OSがWindows 10 Pro (64bit)。CPUがインテルAtom x5-Z8500(最大2.24GHz)。メモリ(RAM)が4GB。ストレージ(ROM)は64GBのeMMCらしいです。メモリに関しては今までと雲泥の差です。画面も10.1型WUXGA(1920×1200)のIPS Alpha液晶(アンチグレア処理)だそうで意味は分かりませんが見やすいです。さすがメイドインジャパン(ハズキルーペ風に)。あと、microUSBではなくUSBの端子が2つもあるのが便利です。ちょっと重いですし、ACアダプタを持ち歩くのが億劫ですけど(参照)。


2019年6月6日(木)[免許返納できない理由]

 福岡市内の多くの小学校区の自治会(町内会)には、青色回転灯をつけたパトロールカー(青パト)があります。登下校時間帯に巡回し、子供達の安全を見守っています。

 見たところ、校区自治協議会(小学校区毎の町内会)が主体となって運営している地域が多く感じます。保護者で輪番にしていると思われる校区もあるようですが、活動時間帯の関係等でボランティアの高齢者が主体となっている地域も多いようです(参照)。

 福岡市内の青パトを運転するには、講習を受けないといけません。町内会に入っていない人も多い昨今、入ったとしても何か役を引き受けても良いという人はさらに少ないです。だから運転役は貴重です。僕の係もそうですが、一度やり始めるとなかなかやめるとは言えそうにありません。

 高齢者は運転しない方がいいという意見は、確かに正論です。でも恐らく、今回の事故で亡くなった第一当事者の方は、この青パトがあったので免許返納できなかったのではないでしょうか。だとすればそれは本人の責任ではなく、町内会の参加が少ない事に起因するのではないでしょうか。つまり、僕たちが悪かったのです。


2019年6月5日(水)[免許返納論は暴論]

 昨日書いた事故で、近所の方が亡くなっていました。町内会の同じ係の方から、お通夜と葬儀の連絡が夜勤中にありました。高齢者が第一当事者になる事故があると、高齢者の自動車運転免許制度について俎上に上がります。中には、周囲が本人に運転免許を返納させなければならないという非難も見られます。

 加齢によって、認知機能や運動機能は低下していきます。個人差がありますから、いつから運転が困難になるか断言するのは難しいでしょう。また、パニック時などに適切な対処ができるのかは、普段は予想しづらいと思います。

 また、自家用車の普及によって、特に地方では自家用車なしでの生活が困難になってきています。公共交通機関の便だけではなく、徒歩圏内で普段の生活を送ることすら困難な地域があるのです。

 そんな中、明日から車を使うなというのは僕には暴論に聞こえます。まずは、自家用車を維持したまま使う地域や日を限定する事から始め、次に車を使わない生活に移行し、その後自家用車を手放し、最後に免許返納に結びつけてはどうでしょうか?そして、第二段階までは現役世代を含めて取り組むべきだと思います。車を使わなくてもいい地域をそうやってみんなで作って行かなければならないのではないかと思います。


2019年6月4日(火)[福岡市早良区早良口交差点事故]

 職場でNHKニュースを見ていたら、近所の交差点に車が突っ込んで少なくとも車6台が絡む事故になったそうです(参照)。仕事帰りに規制線にぶつかりましたが、近所の方も巻き込まれていそうな感じの現場でした。

 今回もプリウスの暴走かと思いましたが、どうやらエスティマだったようです。原三信病院の事故以来プリウスを少し疑っていたのですが、どうやら別の車種でもこういう長距離の暴走が起こりうるようです。

 本人はブレーキを踏んでいると認識していたが、車の記録を見るとアクセルが働いていたというパターンや、アクセルが戻らなくなったパターン等ありますが、今回は暴走した車の運転者が亡くなったので、その検証ができません。工学部の院生とも話したのですが、加齢により足の踏み換えが思い通りいかなくなるのではという仮説を彼は立てていました。

 どのような理由で暴走が始まり、どのような理由で暴走が維持されたのか。それを解明すれば、暴走リスクの高い人を発見したり、暴走しにくい車の開発も可能になるのでしょう。原因の究明がなされるといいなと思います。


2019年6月3日(月)[アフォーダンス]

 数ヶ月前に古本屋で、大学時代の知人が書いたNew Liberal Arts Selection 認知心理学という本を見つけました。優秀過ぎて理解できなかった知人(当時、ラカン(Jacques-Marie-Emile Lacan,1901.4.13-1981.9.9)(参照)について論じていた記憶がありますが、いまだに意味が分かりません)が書いた割に分かりやすくて面白そうです。この本を手に取って思い出したのが、アフォーダンス(affordance)という言葉。調べてみるとこの言葉を言い出したのは、知覚心理学者で生態心理学(Ecological psychology)の提唱者であるギブソン(James Jerome Gibson,1904.1.27-1979.12.11)。微妙に認知心理学とは違うようです(前掲書にも全く出ていません)。

 僕はきちんとアフォーダンスを学んでないので、ちょうどいい具合の出っぱりが「座れるよ」という意味をアフォード(afford:与える)してるからなんか座っちゃうというのがアフォーダンスだと思っていました。でもそれはギブソンのいう本来のアフォーダンス(Real affordance)ではなく、認知科学者のノーマン(Donald Arthur Norman,Don Norman,1935.12.25-)が誤用して広まった知覚されたアフォーダンス(Perceived Affordance)らしいです。

 ギブソンのいう本来のアフォーダンスは、「動物と物の間に存在する行為についての関係性そのもの」なのだそうで、そういう関係が生じる可能性があれば例えそういう可能性を示すインターフェースがなかろうが、例え動物側がそういう可能性を認識してなかろうが、両者の間にアフォーダンスは存在するらしいです。

 しかし、現実では僕のような誤解がまかり通っているらしく、「人をある行為に誘導するためのヒントを示す事」という意味で使われる事が多いそうです(参照)。試験には出ないでしょうが、勉強になりました。


2019年6月2日(日)[民生委員]

 知りませんでしたが、今年の12月に民生委員の改選があるそうです(参照)。民生委員の任期が3年というのも知りませんでしたが、全国一斉に改選されるというのも初めて知りました。

 福岡市には主任児童委員という人たちもいて、子育て相談に特化した方もいます。が、基本的には民生児童委員として兼任していて、業務は多岐に渡ります。僕は仕事で障害者関係のお話を民生委員の方とする事がありますが、多くは高齢者関係のお仕事が多いのでしょう。重要な仕事でありながら、基本的には無給です。守秘義務も課せられる「市町村の推薦で国から委嘱される非常勤の地方公務員(参照)」でありながら、一般の公務員との待遇の違いは何なのだ。

 記事によると、前回2016年の改選時は定数23万8352人に対して欠員が8811人(充足率96.3%)いた上に、68.4%が再任であったようです(参照)。僕の町内でも3人欠員だと民生委員の方が話されていました。ちなみにその方は仕事を持っていて、貴重な休みを民生委員の活動に費やしています。退職公務員は天下りする暇があったら民生委員をやりなさいよ。

 僕は6年ばかり町内会でスポーツ係をしています。仕事上もプラスになるので、民生委員の方が興味あります。しかし、人数が多くてサボり放題のスポーツ係とは違ってサボりようがなさそうです。


2019年6月1日(土)[与野党共に変わるべき]

 知人の市会議員のお手伝いで、福岡2区 選挙へGo 市民と野党議員のスピーチなるイベントに行きました。市民会議ふくおかなる団体の主催で、いわゆる護憲派の集まりのようです。立憲民主党、国民民主党、日本共産党、社会民主党の議員が参加していました。

 市会議員や国会議員と市民のスピーチが交互に行われましたが、市民とは言え市民活動をされている方ばかりのようで、一般市民は出ていなかったようです。会場からの発言の時間等もなく、一方通行な感じもしました。

 また、選挙へGoというのであれば、国政野党のみならず与党議員が参加してもいいはずです。いわゆる護憲派の方々は、市民=自分たち、国民=自分たちという感覚で話される方が多いように思います。選挙結果はそうではないので、投票率が上がれば自分たちの得票が増えると思っているように見えます。

 しかし、世論調査はそうはなっていません。野党は政治を変えると言いますが、彼らもまた変えなければならない政治の一部なのだというのをまずは自覚すべきではないかと思います。


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